長野県長野市赤沼にあるJR東日本の北陸新幹線車両基地が、長野新幹線車両センター。小布施町から千曲川を隔てた西側にあり、夜には北陸新幹線の車両(E7系電車)がズラリと並んでいます。公開日を除いて立ち入りは禁止ですが、周囲の公道からフェンス越しに見学ができます。
高架橋「アップルブリッジあかぬま」から見学可能
令和元年東日本台風(台風19号)で千曲川が氾濫、構内が浸水、壊滅的な被害が生まれましたが、大部分が復興しています。
平成8年12月1日、長野新幹線運転所が発足、平成16年4月1日、長野新幹線車両センターに改称されています。
北陸新幹線は、同一名称の新幹線路線が2社の鉄道会社によって運営される初のケースで、JR東日本とJR西日本の境界が、上越妙高駅の金沢側・高崎起点177km950m地点にあります(乗務員は長野駅で交代しています)。
JR西日本の北陸新幹線で運用するW7系電車は、石川県白山市に設置した白山総合車両所が車両基地・車両工場。
JR東日本側の車両基地・車両工場が長野新幹線車両センターということに。
令和元年10月13日、令和元年東日本台風(台風19号)に伴う大雨で氾濫した千曲川の水が長野新幹線車両センターに流れ込んだ際には、10編成120両(うち2編成24両は西日本所属車両)が冠水し、廃車(解体)となっています。
列車検査(仕業検査)、月検査(交番検査)を実施する検査庫のほか、E7系(JR東日本)・W7系(JR西日本)11編成分の着発収容線があり、車両基地をまたぐ高架橋「アップルブリッジ赤沼」の歩道部分から俯瞰的に眺めることができます。
フェンス越しとなる点、少し遠いので、撮影には望遠レンズが必須という点が難点。
さらにいえば、最寄り駅(しなの鉄道北しなの線・豊野駅)から徒歩で30分以上もかかるので、撮影目的の人もレンタカーなどを使う人が多いことでしょう。
その場合は、在来線の長野総合車両センターとセットで見学するのがおすすめです。
新幹線ウォッチングに絶好! 長野新幹線車両センター | |
名称 | 長野新幹線車両センター/ながのせんかんせんしゃろうせんたー |
所在地 | 長野県長野市赤沼2118-1 |
電車・バスで | しなの鉄道豊野駅から徒歩30分 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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