沖島

沖島

滋賀県近江八幡市、近江八幡の沖、1.1kmほどに浮かぶ沖島は、琵琶湖唯一の有人島。最高点で標高220.2m、琵琶湖の固有種を含め漁業と観光で繁栄する島で、近江八幡の堀切港から「おきしま通船」で10分の船旅で到達できます。島民の90倍の観光客が訪れるともいわれるほど、観光でも人気です。

日本の淡水湖に浮かぶ唯一の有人島は、湖魚漁でも有名

周囲6.8kmの沖島には、現在250人ほどが居住していますが、参詣者の多い竹生島(ちくぶしま)は夜間に無人島となるため、琵琶湖で唯一の有人島。
実は、淡水の湖としては、日本で唯一の有人島ということに。

伝承では島の住人は、保元元年(1156年)と平治元年(1159年)に京で起こった保元・平治の乱に敗れた源氏の落ち武者7人が島に流れ着き、島に住む人は全員がその末裔。
その証拠に、島の住人は南、北、西居、茶谷、中村、小川、久田という7つの姓がほとんどで、それ以外の姓のひとはごくわずかなんだとか(島の記録は明治29年の大水害で流出し、定かでありません)。

琵琶湖の舟運の拠点でもあり戦国時代には関所が置かれていました。
小学校、郵便局はありますが、警察署がないため、事件や事故が発生した場合には、近江八幡警察署 島警察官駐在所の署員が警備艇で駆けつける仕組みに。

住民は近江八幡側(南側)に居住し、山を超えた北岸には石英斑岩という火成岩を切り出す石切り場跡があるくらい。
琵琶湖疏水のトンネルに使われる石の切り出しも行なわれたという歴史を秘めています。

島の玄関口となる沖島港(沖島漁港)には小型の漁船が並んでいますが、琵琶湖の固有種を含め、湖業が揚がる港だから。
鮒ずしの材料となるニゴロブナ(鮒寿司は春に揚がる卵を蓄えたフナを使います)、春〜夏のコアユ、夏のビワマス、秋のワカサギ、冬場のワカサギ、ホンモロコ、スジエビ、ニゴロブナなど、琵琶湖の固有種を含めた湖魚が揚がるので、湖魚を目的に島の民宿に宿泊するのも手です。

鮒ずしといっても多くは養殖もののニゴロブナを使っていて、天然のニゴロブナを使う鮒ずしは、今や貴重。

沖島漁業協同組合婦人部が湖魚料理の「沖島家庭の味宅配便」を行ない、鮎山椒入り若煮、えび豆若煮、わかさぎ若煮、沖島の鮒ずしなどを販売。
ほとんどの沖島の家では今も自家製の鮒ずしをつけるとのことで、「沖島家庭の味宅配便」で島の味を試すのもおすすめです。

島でのみどころとしては、平成7年に移転した旧沖島小学校の跡地を利用して、標高20mほどの高台を整備、令和4年に誕生した「おきしま展望台」があります(沖島港から徒歩10分)。

沖島は、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産 」の構成文化財にもなっています。

画像協力/(公社)びわこビジターズビューロー

沖島
名称 沖島/おきしま
所在地 滋賀県近江八幡市沖島町
関連HP 沖島町離島振興推進協議会公式ホームページ
電車・バスで JR近江八幡駅から近江鉄道湖国バス休暇村行きで32分、堀切港下車、徒歩1分で堀切港、おきしま通船で10分
ドライブで 名神高速道路蒲生スマートICから約20kmで堀切港、おきしま通船で10分
駐車場 来島者専用駐車場(100台/有料)を利用
問い合わせ 沖島町離島振興推進協議会 TEL:0748-33-9779
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
堀切港(おきしま通船)

堀切港(おきしま通船)

滋賀県近江八幡市、近江八幡の沖に浮かぶ沖島は、琵琶湖三島に数えられる琵琶湖唯一の有人島で、島に渡るおきしま通船が発着するのが、伊崎寺近くの堀切港です。沖島町来島者用駐車場に車を置き、徒歩5分の堀切港から沖島の沖島港へと船が10便〜12便出航

沖島港(おきしま通船)

沖島港(おきしま通船)

滋賀県近江八幡市、近江八幡の沖に浮かぶ沖島は、琵琶湖三島に数えられる琵琶湖唯一の有人島。島の玄関口となるのが、島の南岸にある沖島港(沖島漁港)で、沖島町離島振興推進協議会が運航するおきしま通船の「おきしま」が近江八幡側の堀切港と10分で結ん

 

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