長崎県南島原市口之津町の早崎漁港にある20本ほどのアコウの群落は、「あこう群落」として南島原市の天然記念物に指定されています。アコウはクワ科の半常緑高木で、南九州や四国など温暖な地方に自生。九州でも佐賀県あたりが北限とされています。南島原市の「市の木」にもなっています。
樹齢300年とも推測されるアコウの巨樹群
早崎漁港になぜアコウの巨木が茂るのかといえば、海岸近くにのみ自生していることから、種子が遠い昔、漂着したものと推測されています。
九州オルレ「南島原コース」のコース途中に位置しています。
長崎県では奈良尾のアコウ(長崎県新上五島町)が国の天然記念物に指定されていますが、やはり海岸近くに繁茂しています。
また、黒島(長崎県佐世保市)ではアコウを利用した防風林の景観が「佐世保市黒島の文化的景観」の名称で文化財保護法の重要文化的景観に選定され、景観を築いたのが潜伏キリシタンによるものなので「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産「黒島の集落」として世界遺産に登録されています。
名称 | あこう群落 |
所在地 | 長崎県南島原市口之津町乙414-1地先 |
関連HP | 南島原ひまわり観光協会公式ホームページ |
ドライブで | 長崎自動車道諫早ICから約55km |
駐車場 | 10台/無料 |
問い合わせ | 南島原ひまわり観光協会 TEL:0957-65-6333/FAX:0957-65-6336 |
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