長崎県南島原市加津佐町の海岸部、国道251号沿いにある奇岩が、両子岩(ふたごいわ)。は、150万年前(第四紀)に火山活動があった国崎半島の火山に由来する土石流堆積物(国崎安山岩)が、波の浸食によって削られて誕生した人の頭のような形になった奇岩です。かつては2基あったことが名の由来ですが、現在は1基に。
島原半島の海岸にある人面岩
現在の島原半島は、早崎半島部分の海底火山の噴火、国崎半島部分での噴火(50万年以上前にいくつかの火山島が誕生)、50万年ほど以前に雲仙火山が活動を開始し、爆発的な噴火を繰り返して、40万年ほど前に、諫早とつながって島原半島が生まれています。
海底火山の噴火という早崎半島での火山活動が落ち着いた150万年前(第四紀)、安山岩を主体とする噴火が、国崎半島のいくつかの火山で発生、半島の先端部では、灰色の溶岩流である国崎安山岩が露頭し、国崎安山岩を大量に含んだ土石流堆積物が地層を成しています。
その土石流堆積物が波によって削られ、オブジェのような奇岩となったのが、両子岩です。
両子岩 | |
名称 | 両子岩/ふたごいわ |
所在地 | 長崎県南島原市加津佐町 |
関連HP | 南島原市公式ホームページ |
ドライブで | 長崎自動車道諫早ICから約46km |
問い合わせ | 南島原市観光振興課 TEL:0957-73-6632/FAX:0957-82-3086 |
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