2024年5月10日(土)~5月11日(日)、群馬県沼田市の老神温泉で赤城神社例大祭『老神温泉大蛇まつり』が齋行されます。老神の湯を見つけてくれた神「蛇」に感謝して大蛇を祭る神事。御神体として担がれる蛇神輿は、地元有志の手作りで、長さ25mの豪快なもの。ほかに、子供蛇神輿も老神温泉街に練り出します。
老神温泉の開湯伝説に由来する祭礼
例年5月第2金曜・土曜の2日間に渡って行なわれる祭礼。
赤城山の神様の化身という大蛇は、日光二荒山の神様が化身となった大百足(おおむかで)と戦場ヶ原で戦い、傷を負って、片品川の畔で目に刺さった矢を抜き、矢で岩をつつき温泉を出して傷を癒したという伝説(「赤城と日光二荒山神戦」)が残されています。
この時、湧いたのが老神温泉で、「追い神」が老神に転訛というわけなのです(老神温泉の開湯伝説)。
赤城と日光二荒山神戦
赤城山の神と二荒山の神が争ったという「赤城と日光二荒山神戦」伝説は、赤城山や日光周辺に数多く残されています。
赤城山の神が大百足の場合もありますが、逆に老神温泉に伝わる伝説のように赤城山の神様が大蛇の場合もあります。
戦った場所はいずれの場合も日光・戦場ヶ原ですが、神戦の結末も赤城山の神が勝ち、二荒山の神が流した血で山が赤くなったとする伝説や、その逆もあり、はっきりしません。
赤い血で染まった赤き山が赤城山に転訛したのが地名の由来というのは共通しています。
敗走する大百足の足跡が菅沼・丸沼になったとする伝説(片品村)もあります。
古代(大和朝廷の時代)、毛野国(けぬくに)が渡良瀬川を境に上毛野(かみつけぬ)と下毛国(しもつけぬ)に分割されますが、分離後も勢力争いが絶え間なかったことから、こんな伝説が生まれたのだと推測されています。
赤城山の神が大百足の場合もありますが、逆に老神温泉に伝わる伝説のように赤城山の神様が大蛇の場合もあります。
戦った場所はいずれの場合も日光・戦場ヶ原ですが、神戦の結末も赤城山の神が勝ち、二荒山の神が流した血で山が赤くなったとする伝説や、その逆もあり、はっきりしません。
赤い血で染まった赤き山が赤城山に転訛したのが地名の由来というのは共通しています。
敗走する大百足の足跡が菅沼・丸沼になったとする伝説(片品村)もあります。
古代(大和朝廷の時代)、毛野国(けぬくに)が渡良瀬川を境に上毛野(かみつけぬ)と下毛国(しもつけぬ)に分割されますが、分離後も勢力争いが絶え間なかったことから、こんな伝説が生まれたのだと推測されています。
赤城神社例大祭『老神温泉大蛇まつり』|2024 | |
開催日時 | 2024年5月10日(土)~5月11日(日) |
所在地 | 群馬県沼田市利根町老神 |
場所 | 赤城神社 |
関連HP | 沼田市公式ホームページ |
電車・バスで | JR沼田駅から関越交通バスで40分、老神温泉下車 |
ドライブで | 関越自動車道沼田ICから約14km |
駐車場 | 市営駐車場 |
問い合わせ | 老神温泉旅館組合 TEL:0278-56-3013 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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