岡山県岡山市北区、陣屋町・足守の江戸時代から戦前まで醤油醸造を営んでいた旧家が旧足守商家藤田千年治邸。江戸末期に建てられた足守地区の典型的な商家で、明治以降、本瓦葺き、なまこ壁、入母屋造りに改築。現在内部は修復され、醤油工場、帳場などが再現されています。
邸内には醤油製造の道具を展示
藤田千年治は、足守で醤油醸造を始めた創始者で、代々が藤田千年治を名乗り、醤油醸造業を営む傍ら、肥料商として「千年治商店」を戦時中まで営んでいました。
大八車に醤油樽を積んで、総社まで小売や配達に出かけるほど繁盛していた店です。
町並み保存地区の整備事業で復元された邸内では、醤油仕込み桶、火入れ釜、醤油搾り機なども展示され、初代・藤田千年治の醤油醸造の様子を知ることができます。
広々とした中庭には、玉砂利が敷き詰められ、仕込み樽や石製の重りなどが、まるでオブジェのように配されています。
旧足守商家藤田千年治邸 | |
名称 | 旧足守商家藤田千年治邸/きゅうあしもりしょうかふじたせんねんじてい |
所在地 | 岡山県岡山市北区足守916 |
電車・バスで | JR吉備線足守駅からタクシーで5分。足守駅にはタクシーが常駐していないので事前予約が必要 |
ドライブで | 岡山自動車道岡山総社ICから約5.5km |
駐車場 | 足守プラザ前駐車場、観光駐車場、藤田千年治邸駐車場を利用 |
問い合わせ | 旧足守商家藤田千年治邸 TEL:086-295-0005 |
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