沖縄県宮古島市、宮古島と伊良部大橋で結ばれた伊良部島にある展望台が牧山展望台。標高89.2m、伊良部島でもっとも高い場所にある展望台です。伊良部島の南東、位置し、伊良部大橋側に位置し、宮古本島から島に渡る際にもその姿を視認できます。展望台の建物は鳥の形というユニークなもの。近くには戦争遺跡の牧山陣地壕があります。
伊良部島の最高点にある絶景の展望台
白亜の展望台は、県の天然記念物である渡り鳥のサシバ(ワシ・タカの仲間)が羽を広げ飛び立とうとする様子を表現したもの。
牧山展望台からは、宮古本島はもちろん、南の来間島、北の池間島などを眺望します。
展望台の周辺には遊歩道も完備し、亜熱帯原生林が生い茂った自然の中を散策可能。
ただし展望台の北側と東側は断崖絶壁の海食崖となっています。
伊良部島には北のフナウサギバナタ展望台と、南の牧山展望台の2つの展望台があり、牧山展望台は朝日を眺めるビュースポットにもなっています。
ただし、眺望だけなら午前中の早い時間帯は逆光となるので、午後がおすすめです。
牧山展望台近くには、大西洋戦争の最中に、手掘りされた牧山陣地壕の跡があります。
砲台を備えるため、敵艦隊から平良港を守るためのトーチカとして島民を動員して築かれたもので、太平洋戦争末期に宮古島に配属された大日本帝国陸軍の野戦重砲第1大隊第1中隊、山砲第28連隊第3中隊が駐屯していました。
ただし、戦争の激化とともに、宮古島北部の防衛に移ったので、実戦では一度も使われないまま破棄されています。
牧山展望台 | |
名称 | 牧山展望台/まきやまてんぼうだい |
所在地 | 沖縄県宮古島市伊良部池間添923-1 |
関連HP | 宮古島観光協会公式ホームページ |
電車・バスで | 佐良浜港からタクシーで5分 |
ドライブで | 佐良浜港から約3.4km |
駐車場 | 3台/無料 |
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