小鹿田焼民陶祭|日田市|2019

小鹿田焼民陶祭

2019年10月12日(土)~10月13日(日)、大分県日田市で『小鹿田焼民陶祭』(おんたやきみんとうさい)が開催されます。静かな山間に小川のせせらぎと陶土をつく唐臼の音が響きあう民陶の里、小鹿田の里(おんたのさと)。『小鹿田焼民陶祭』では、9軒の窯元の軒先に皿や湯呑みなどたくさんの焼物が並び、市価よりも安く販売されます。

一子相伝の世襲制でつくられる小鹿田焼

小鹿田焼民陶祭

小鹿田焼(おんたやき)は江戸時代中期の宝永2年(1705年)、筑前国・小石原焼の陶工、柳瀬三右衛門(やなせさんえもん)を招き、日田郡代大鶴村の黒木十兵衛が出資して開窯。

開窯以来、原料の陶土は、、皿山地区周辺で採取される原土を大浦川の水源を利用して陶土を砕く「唐臼」(からうす)で粉砕。
中・外槽と呼ばれる貯蔵槽の中で濾過(ろか)作業を繰り返し、天日乾燥しています。

成形では蹴轆轤(けりろくろ)を使い、飛び鉋(とびかんな)や刷け目(はけめ)、櫛書きなどで模様が施され、フラシ釉・地釉・セイジ釉・薄セイジ釉などの釉薬を施釉しています。
そんな伝統技法を、一子相伝の世襲制のもと頑なに守り続ける民陶で(窯元は家族単位で構成)、国の重要無形文化財に指定されています。

昭和6年、民藝運動の指導者・柳宗悦がこの地を訪れて、その伝統技法による素朴な作調を称賛しています。

小鹿田の里(小鹿田皿山・池ノ鶴地区)は、文化庁の重要文化的景観、環境省の「残したい日本の音風景100選」(「小鹿田皿山の唐臼」)にも選定されています。

期間中は、集落内(上三叉路~山のそば茶屋間)が車両通行禁止となるのでご注意を。

小鹿田焼民陶祭|日田市|2019
開催日時 2019年10月12日(土)~10月13日(日)
所在地 大分県日田市源栄町234
場所 小鹿田焼の里
関連HP 日田市観光協会公式ホームページ
電車・バスで JR日田駅から日田バス小鹿田行き45分、終点下車。または、JR日田駅からタクシーで30分
ドライブで 大分自動車道日田ICから約14km
駐車場 20台/無料、臨時駐車場を開設
問い合わせ 小鹿田焼陶芸館 TEL:0973-29-2020
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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