大阪府八尾市と奈良県生駒郡平群町(へぐりちょう)の境に位置する標高487.5mの山が、高安山(たかやすやま)。生駒山脈の南端にあり、八尾市のシンボル的存在で、気軽なハイキングコースとして人気です。大阪平野を一望にする山頂には大阪管区気象台の観測レーダーが設置されています。
近鉄西信貴ケーブルを利用すれば徒歩10分で山頂
かつてワラビやフキを採る風景が繰り広げられた里人の「生活の山」で、地元の人にも親しまれた山。
中腹の水呑地蔵(みずのみじぞう)は空海(弘法大師)が湧出させたという清水です。
山頂の東側・奈良県側に「信貴生駒スカイライン」、そして近鉄西信貴ケーブルの高安山駅があり、ケーブルを利用すれば、さほど汗をかくことなく頂に立つことができます(高安山駅〜高安山山頂は600m、徒歩10分)。
高安山には、唐・新羅軍の侵攻に備えて築いた古代の山城「高安城」(たかやすのき)跡が残されています。
また、大阪平野を見渡せる玉祖神社にある傾斜地では、1月中旬〜2月頃に水仙が咲き誇り、見事です。
大阪平野を一望にする景観ですが、大正時代までは大阪・堂島米会所の米相場を奈良に伝えるために、山頂に櫓(やぐら)を組んで、双眼鏡で大阪からの合図を見て、手旗信号(旗振り通信)を中継していました。
高安山 | |
名称 | 高安山/たかやすやま |
所在地 | 大阪府八尾市服部川・奈良県生駒郡平群町 |
関連HP | 八尾市公式ホームページ |
電車・バスで | 近鉄西信貴ケーブル高安山駅から徒歩10分 |
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