住吉高灯籠

住吉高灯籠

大阪府大阪市住之江区の住吉公園にある国道26号に面した巨大な高灯籠が住吉高灯籠。公園の中央を東西に走る「潮掛け道」は、住吉大社の表参道で、鎌倉時代に創建された初代の高灯籠は「日本最古の灯台」とも。元は200メートルほど西側に建っていましたが、昭和49年に現在地に移転復元されています。

かつて住吉神社の社前には白砂青松の海岸が!

住吉高灯籠

平成17年には内部を改装し、史料館として再生。
毎月第1・第3日曜の10:00~16:00に公開されています。
大阪湾も埋め立てが進んでいますが、かつては阪神高速15号堺線あたりから西側は海で、住吉神社の社前には白砂青松の美しい海岸風景(住吉津)が広がっていました。
住吉高灯籠も本来は住吉大社の常夜燈ですが、次第に航路標識としての役割が増大。
とくに大阪湾の潮流が激しい難波津に比べ、穏やかな海の住吉津は、海上交通の要衝となり、江戸時代になると夜間の航行を守る灯台としての役割が強くなったのです。

ちなみに大阪府営住吉公園も明治6年に開設された歴史ある公園です。

錦絵にみる 住吉高灯籠

浪花百景之内 住吉高灯籠
長谷川貞信(初代)『浪花百景之内 住吉高灯籠』

上方風景画の代表的画家と呼ばれる長谷川貞信(初代)の描いた『浪花百景之内 住吉高灯籠』。
『浪花百景之内』は、横中判60枚揃の錦絵で、長谷川貞信が幕末から明治初年頃に描いたもの(綿屋喜兵衛が出版)。

住吉高灯籠
名称 住吉高灯籠/すみよしたかとうろう
所在地 大阪府大阪市住之江区浜口西1-1
関連HP 大阪市公式ホームページ
電車・バスで 南海本線住吉大社駅から徒歩5分
ドライブで 阪神高速15号堺線玉出出口から約1.5km
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 大阪市教育委員会 TEL:06-6208-9166/FAX:06-6201-5759
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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