大阪市大正区の大正内港に架かるアーチ橋が千歳橋(ちとせばし)。主径間長260mで、国内第8位のアーチ橋になっています。平成15年4月開通し、土木学会田中賞を受賞。大正11年に初代の千歳橋が架橋され、昭和15年に鉄橋に架替られていましたが、大正内港の建設工事のため昭和32年に撤去。現在の橋は3代目となります。
アーチ橋とトラス橋が融合したフォルム
設計にあたって、周辺の風景を、模型のヘリコプターで撮影し、3次元CGでモデルを作成し、風景を重ね合わせて、形式や色彩の検討を実施。
こうした景観への配慮から、橋長365m、2径間連続非対称ブレースドリブアーチ橋という、アーチ橋とトラス橋が融合したような独特のフォルムが生まれています。
昭和32年に初代の千歳橋が撤去された際に、千歳渡船が開設されていますが、2代目の千歳橋竣工後も歩行者や自転車の利用には不便という理由から渡船は存続しています。
ちなみに、千歳というめでたいの名前は、江戸時代後期の弘化2年(1845年)から開発された千歳新田に由来。
名称 | 千歳橋/ちとせばし |
所在地 | 大阪府大阪市大正区北恩加島〜鶴町 |
関連HP | 大阪市公式ホームページ |
問い合わせ | 大阪市建設局道路部橋梁課 TEL:06‐6615‐6818 |
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