大阪府堺市堺区、大仙公園内にある円墳が、グワショウ坊古墳。百舌鳥古墳群を構成する古墳で、直径61mという規模は、円墳としては大安寺山古墳に次ぐ大きさ(国内最大級の円墳)。残念ながら昭和50年代の公園造成時には、墳丘上部は削平されて平らになっていました。国の史跡。
大仙公園内にある巨大な円墳
長軸(東西)61m、短軸(南北)56m、高3.7m、墳丘は2段築成で、周囲には濠が巡り、葺石と埴輪が検出されています。
発掘調査では、円筒埴輪、形象埴輪、須恵器などが出土、5世紀後半の築造だと推測されています。
大仙公園内ではすぐ西側に籏塚古墳が現存していますが(原山古墳、鳶塚古墳は土取りで失われています)、旗塚古墳は世界文化遺産「百舌鳥・古市古墳群」の構成資産になっていますが、グワショウ坊古墳は外れています。
明治30年、大正4年の絵図には画条坊(がじょうぼう)と記され、昭和40年の堺市教育委員会の調査ではグワセウ坊古墳になっていますが、画条坊の意味は定かでなく、名の由来も明らかではありません。
TOP画像/GYRO_PHOTOGRAPHY(イメージマート)
グワショウ坊古墳 | |
名称 | グワショウ坊古墳/ぐわしょうぼうこふん |
所在地 | 大阪府堺市堺区百舌鳥夕雲町3丁 |
関連HP | 堺市公式ホームページ |
電車・バスで | JR阪和線百舌鳥駅から徒歩8分 |
ドライブで | 阪神高速15号堺線堺出口から約3km |
駐車場 | 大仙公園第1駐車場(127台/有料)・第2駐車場(149台/有料)・第3駐車場(98台/有料) |
問い合わせ | 堺市文化観光局文化部文化財課 TEL:072-228-7198/FAX:072-228-7228 |
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