大阪府泉佐野市、関西国際空港の第2旅客ターミナル線(第1 ターミナル〜第2ターミナル)に南海バスが運行するのが、関西空港連節バス。乗車待ち時間の短縮、車内の混雑緩和などを目的に平成29年4月28日に運行が始まったもので、空港内における路線バスでは国内初、大阪府下でも初となる導入です。
空港内で国内初、大阪府下でも初となる連節バス
連節バスの車両は、日本の排出ガス最新規制と同等の欧州排出ガス規制(EURO VI)をクリアする環境性能を備えたメルセデス・ベンツ製南海電鉄仕様車(導入されるメルセデス・ベンツのシターロGは平成20年から日本国内で営業運転を実施)で、全長18.12m。
従来の標準ノンステップバスの2倍となる100名の乗車が可能で、乗車料金は無料。
設計上最大160名の定員ですが、定員95名に抑えているのはスーツケースなどを置く荷物置き場、車イス用スペースなどを設けたため。
第1旅客ターミナルは平成6年9月4日の開港当初から、第2旅客ターミナルは平成24年3月のLCC専用ターミナル開業とともに営業を開始したもので、バスで数分の離れた別々の空港島にあります。
ターミナル間の移動の人は多いのですが(導入直前の時点では1日1万人)、バスの運転間隔は、乗客の荷物が多いため、最短でも2分でこれ以上の短縮は難しく、長い列ができることもありました。
南海バスが関西空港に受託して運行するもので、南海電鉄は和歌山市と共同でBRT(新潟市、岐阜市、東京都など運用)の導入も検討し、さらに堺市でも南海バス協力による連節バスの試験走行が行なわれています。
関西空港連節バス(南海バス) | |
名称 | 関西空港連節バス(南海バス)/かんさいくうこうれんせつばす(なんかいばす) |
所在地 | 大阪府泉南郡田尻町泉州空港 |
関連HP | 南海バス公式ホームページ |
問い合わせ | 南海バス空港営業所 TEL:072-456-7113 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag