本場の「ベタ踏み坂」を凌ぐ急坂の橋が大阪に!

なみはや大橋

ダイハツ工業のテレビCMで使われ、「ベタ踏み坂」として一躍有名になったのが鳥取県境港市と島根県松江市との間、中海を渡る江島大橋。ところがこの本場「ベタ踏み坂」を超える急坂の橋が大阪にあります。それが、大阪市港区と大正区を結ぶ、尻無川に架かる「なみはや大橋」です。

尻無川新橋有料道路として架橋された箱桁橋

なみはや大橋

国土交通省中国地方整備局境港湾・空港整備事務所が建設した境港臨港道路江島幹線の橋、江島大橋(本場「ベタ踏み坂」)の勾配は、国土交通省(境港湾・空港整備事務所)によれば、6.1%。

対する「なみはや大橋」は、大阪市道路公社が尻無川新橋有料道路として1995年2月1日に供用開始した全長1740mの橋。
2014年4月1日に大阪市道路公社の解散に伴い無料化され、海岸通(大阪府道5号大阪港八尾線)の一部として歩道部分は徒歩での通行も可能です。

「なにわのベタ踏み坂」、「大阪版ベタ踏み坂」とも称されていますが、橋の両端は大阪市建設局道路河川部橋梁課によると6.9%の急勾配で、本場「ベタ踏み坂」を凌ぐ角度です。
実は、本場の「ベタ踏み坂」、江島大橋は、CM撮影やポスター撮影では、望遠レンズを使って遠くから撮影し、景色を圧縮することで急坂に見せているだけで、実際にはベタ踏みほどではないというのが真相。

ベタ踏み度では「なみはや大橋」に軍配が上がるのです。
橋の架かる尻無川は大型船の通航が多く、水面からの高さを47m以上にする必要があったものの、川幅は江島大橋が渡る中海よりも狭いため、急勾配が必要になったのです。

橋を通る大阪シティバスも本数が少なく、代替の交通手段がないため、大型車が通行すると揺れる橋を歩いて渡る人も多いのが、江島大橋と異なる点。
橋の最上部からはあべのハルカス、通天閣、明石海峡大橋などを眺望し、夜はライトアップされ、わざわざ訪れる観光客もいるとのこと。
正月にはここで初日の出を拝む人も。

本場の「ベタ踏み坂」を凌ぐ急坂の橋が大阪に!
所在地 大阪府大阪市港区海岸通4-5〜鶴町3−26
場所 なみはや大橋
関連HP 大阪市公式ホームページ
電車・バスで 大阪メトロ大阪港駅から徒歩20分
ドライブで 阪神高速道路15号玉出ICから約5km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
なみはや大橋

なみはや大橋

大阪市港区と大正区の間に流れる、淀川水系・尻無川に架かる全長1740mの橋がなみはや大橋。平成7年に尻無川新橋有料道路として開通しましたが、平成26年4月1日に無料開放されています。歩道もあるので徒歩でも渡ることができます。「なにわのベタ踏

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江島大橋(ベタ踏み坂)

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