大分県別府市浜脇1丁目にある日豊本線の駅が、東別府駅(ひがしべっぷえき)。駅舎は明治44年11月1日に豊州本線(大分線)浜脇停車場として鉄道院が開設した当時のもの。浜脇停車場は温泉番付では常に別府温泉の上にランクインした浜脇温泉の玄関駅で、昭和3年には年間約63万人の乗降客があったのだとか。
明治の停車場建築が改修して現存
建物は修築されていますが、基本的な部分は開業時のままで、別府市の文化財に指定。
そんなレトロな東別府駅では、ホーム下に山側の山家地区へ通じるイギリス積みのレンガトンネルも現存。
映画『恋空』の舞台になり、主人公がホームで母親らの出迎えを受けるラストシーンが撮影されています。
駅前には停車場建設記念碑も立っています。
日豊本線は、明治30年9月25日、前身である豊州鉄道(ほうしゅうてつどう)により、行橋~長洲(現・柳ヶ浦)が開通し、九州鉄道(明治28年に小倉~行橋間開通)と直通運転を開始したのが始まり。
明治34年9月3日、豊州鉄道は九州鉄道に吸収合併され、明治40年7月1日、九州鉄道が国有化。
明治42年、小倉~柳ヶ浦間が豊州本線と命名、明治44年11月1日、柳ヶ浦~大分間が大分線として延伸開業しています(この時、浜脇停車場開業)。
浜脇停車場は、大正初期に浜脇駅、昭和9年に東別府駅と改称されています。
東別府駅(旧浜脇停車場) | |
名称 | 東別府駅(旧浜脇停車場)/ひがしべっぷえき(きゅうはまわきていしゃじょう) |
所在地 | 大分県別府市浜脇1-15 |
関連HP | JR九州公式ホームページ |
ドライブで | 東九州自動車道別府ICから約7km |
問い合わせ | JR九州案内センター TEL:0570-04-1717 |
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