東京駅は23番線がJR東日本の新幹線ホームで、最大の数字。そんな東京駅を尻目に、34番線まである駅は、まずは京都駅で、山陰本線(嵯峨野線)用のホーム。そしてもう1駅は、2024年3月16日、北陸新幹線の金沢駅〜敦賀駅開業時にリニューアルした敦賀駅で、ともにJR西日本の駅ということに。
京都駅は山陰線・嵯峨野線、敦賀駅は北陸本線の特急ホーム

東京駅は、JR線ホームは、1〜2番線が中央線、3番~6番線が山手線・京浜東北線、7番〜8番線が上野東京ラインや常磐線など近郊列車、9番〜10番線が東海道本線、14番〜19番線が東海道新幹線、20番~23番線がJR東日本の新幹線、さらに横須賀・総武快速線ホーム、京葉線ホームの各1~4番線と28ものホームがありますが、最大のナンバーは、23番です。
京都駅は湖西線、琵琶湖線などに使われる0番線に始まり、1番線は欠番。
2番〜3番も湖西線、琵琶湖線。
4番〜7番が京都線、8番〜10番が奈良線、東海道新幹線が11番〜14番を使い、なんと15番〜29番は欠番に。
30番〜34番は山陰線・嵯峨野線のホームで、日本最大となる「ホームナンバー」の34番線は降車専用ホーム。
欠番にして数多くのホームがあるようにしたのではなく、単純に「山陰線だから3(さん)」ということから、30番台を山陰線に。
しかも構造上、烏丸中央口に面した0番線の延長線上にあるので、0番ホームと30番ホームはつながっている(同じラインの延長上)という不思議な構造になっています。
0番線ホームと30番台のホームを合計した長さは588mにもなり、「日本一長いホーム」ということもできます。
これに対して2024年3月16日、北陸新幹線の金沢駅〜敦賀駅開業時にリニューアルした敦賀駅は、どうして34番線が存在するのでしょう。
1番〜2番線は小浜線。
3番〜7番線は、北陸線の普通・快速と、在来線(北陸本線)が3セク化した「ハピラインふくい」が使用。
8番〜10番線は欠番で、11番〜14番線が北陸新幹線となっています。
さてさて、まだまだ数字的には全然足りませんが、ここで大胆にも15番〜30番線が欠番となり、31番〜34番線が特急列車(サンダーバード・しらさぎ号)専用ホーム(31番〜32番線は降車専用)となっています。
諸説ありますが、車内放送や構内放送で、12(じゅうに)と20(にじゅう)を聞き間違えないようにと、20番台を使わないことにしたため。
念頭には、京都駅の30番台が頭にあったと推測できます。
いずれにしろ、敦賀駅のホームの番号は、かなりの「底上げ番号」といえそうです。

東京駅でも23番線、34番線まである駅が、日本国内には2駅ある! | |
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