全国一の人口減少県は、大正時代と同じ人口という東北の県! 

総務省は2025年4月14日(月)、2024年10月1日現在の人口推計を公表しました。日本の総人口は1億2380万2000人で、前年に比べて55万人、0.44%減少。減少率TOPは、12年連続で秋田県で、減少率は前年からさらに上昇し1.87%(2023年は1.75%減)。しかも65歳以上が39.5%と日本一高齢化が進んだ県になっています。

秋田県の人口は大正時代とほぼ同じにまで減少

新幹線の開通で便利になった反面、流出が増えた可能性も

日本の総人口は14年連続で減少、しかも減少幅は13年連続で拡大。
しかも人口減少率だけ見ると秋田県が1.87%でTOPですが、青森県が1.66%で2位、岩手県1.57%で3位と北東北がTOP3を占め、4位にやはり高齢化が進む高知県1.56%、5位山形県1.49%、6位徳島県1.36%、7位福島県1.35%と、減少率上位には宮城県を除く東北と、四国が並びました。

減少率TOPの秋田県の人口は89万7000人で、2023年の統計値は91万4000人なので1万7000人の減少ということに。
全国の人口に占める割合は昨年に引き続き0.7%となっています。

減少率2位の青森県は前年比で1万9000人減、3位の岩手県は1万8000人と減少した人数だけ見れば秋田県を超える数となっています。

北東北の3県に共通するのは、高齢化で、65歳以上の人口は、秋田県の39.5%を筆頭に、青森県35.7%、岩手県35.4%で、秋田県は75歳以上に限っても22.0%を占める「長寿県」となっています。
人口減は高齢化だけではなく、若者の県外流出による社会増減率は、青森県が全国TOPで、0.37%減、2位は高知県、3位秋田県、4位岩手県で、人口減の要因は「高齢化+県外流出」ということがわかります。

15歳未満人口の割合が75歳以上人口の割合を上回るのは沖縄県のみ(15歳未満15.8%、75歳以上11.7%)で、秋田県は15歳未満8.8%、75歳以上22.0%、青森県が15歳未満9.8%、75歳以上19.5%、岩手県が15歳未満10.1%、75歳以上19.7%となっていて、今後も人口減が続くであろうことは予測できます。

ちなみに人口減少率ワースト1位の秋田県は、1956年が人口134万9936人でピークで、以降人口は減少、あと数年でピークから50万人減ということになってしまいます。
しかも90万人下回るのは初めて国勢調査が行なわれた1920年の89万9000人以来104年ぶり。

ちなみに、秋田県は人口減少について、「危機感を強くしており、経済的基盤の整備や子育て環境の充実化を進め、若者が安心して秋田で暮らせるよう取り組みを強化していく」としています。

秋田は観光的にも魅力あふれる県ですが
全国でもっとも人口が減少のは、大正時代と同じ人口という東北の県! 
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全国一の人口減少県は、大正時代と同じ人口という東北の県! 

総務省は2025年4月14日(月)、2024年10月1日現在の人口推計を公表しました。日本の総人口は1億2380万2000人で、前年に比べて55万人、0.44%減少。減少率TOPは、12年連続で秋田県で、減少率は前年からさらに上昇し1.87

 

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