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海上保安庁の保存灯台Aランク 東北・関東・北陸5灯台

海上保安庁の保存灯台Aラン

海上保安庁の保存灯台Aランクは、全国に23しかありませんが、そのうち東北・関東・北陸には5灯台が。ブラントン設計の尻屋埼灯台(青森県)、金華山灯台(宮城県)、犬吠埼灯台(千葉県)、禄剛埼灯台(石川県)と、日本最古の石造灯台となる姫埼灯台(新潟県・佐渡)です。

東北

尻屋埼灯台|青森県

所在地:青森県下北郡東通村尻屋崎
初点灯:明治9年10月20日/「日本の灯台の父」ブラントンが設計、東北初の近代的灯台
内容:レンガ造りの灯台としては日本一の高さを誇り、周辺の草原には有名な寒立馬(かんだちめ)が放牧されています
参観灯台で見学が可能
備考:「日本の灯台50選」
国の登録有形文化財、経済産業省の近代化産業遺産(「安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた燈台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定

尻屋崎(尻屋埼灯台)

下北半島東端の岬。先端は草原状となり白亜の尻屋埼灯台が建っています。灯台は明治9年、「日本の灯台の父」と称されるブラントンによって設計された灯台で、レンガ造りの灯台としては日本一の高さ。「日本の灯台50選」にも選定。周辺の草原には南部藩の牧

金華山灯台|宮城県

所在地
初点灯:明治9年11月1日/「日本の灯台の父」ブラントンが設計、東北では尻屋埼灯台に次ぐ歴史を誇る
内容:灯塔は花崗岩の布積(ぬのづみ)で、上部に青銅製灯室、ドーム型鋼製灯籠を設置し、半円形の付属舎が付いています
昭和20年、太平洋戦争中の空襲で破壊され、昭和21年に電化して復活
備考:「日本の灯台50選」、国の登録有形文化財
経済産業省の近代化産業遺産(「安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた燈台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定
金華山は島全体が黄金山神社の神域です

金華山灯台

金華山の東端、鮑荒崎に建つ金華山灯台。「灯台の父」と呼ばれるリチャード・ヘンリー・ブラントン(Richard Henry Brunton)設計の灯台で、明治9年11月1日に初点灯した歴史ある灯台です。全国に23基しかないAランクの保存灯台、

関東・北陸

犬吠埼灯台|千葉県

所在地:千葉県銚子市犬吠埼9576
初点灯:明治7年11月15日/「灯台の父」ブラントンの設計
内容:灯火部分まで上ることのできる参観灯台
国産のレンガを使っていますが、国際の灯台を二重構造にして強度をもたせています
備考:「世界灯台100選」、「日本の灯台50選」、国の登録有形文化財
経済産業省の近代化産業遺産(「安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた燈台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定

犬吠埼灯台

三方を海に囲まれた千葉県、銚子半島の東端・犬吠埼(いぬぼうさき)にある、高さ31.15mの西洋式灯台が犬吠埼灯台。「灯台の父」と呼ばれるブラントンの設計で明治7年11月15日の初点灯以来、太平洋を行き交う船舶の航海の安全を見守ってきました。

姫埼灯台|新潟県

所在地:新潟県佐渡市両津大川
初点灯:明治28年12月10日
内容:現存する日本最古の鉄造りの灯台で、4層からなる6角形の櫓型
敷地内に昔の灯台職員用庁舎・宿舎模した「姫崎灯台館」が建ち、灯台レンズや回転灯器、佐渡の灯台写真などの貴重な資料を展示
備考:「世界灯台100選」、「日本の灯台50選」
経済産業省の近代化産業遺産(「安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた燈台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定

姫埼灯台

佐渡市の両津湾入口、姫崎に建つ灯台で、佐渡の入口を守る灯台として、越佐海峡を航行する船舶の道標として、明治28年12月10日に初点灯。現存する日本最古の鉄造りの灯台で、「日本の灯台50選」に選定。さらにその歴史的、文化的価値から「世界灯台1

禄剛埼灯台|石川県

所在地:石川県珠洲市狼煙町イ-51
初点灯:明治16年7月10日/「灯台の父」ブラントンの設計
内容:建設は日本人の手による最初の洋式灯台で、灯塔入口上部に掲げられた菊の紋章も、全国の灯台でも唯一のもの
円形の灯台の基部に半円形の部分がありますが、これは建築当初、燃料油貯蔵室に使われた部分です
備考:「日本の灯台50選」
経済産業省の近代化産業遺産(「安全な船舶航行に貢献し我が国の海運業等を支えた燈台等建設の歩みを物語る近代化産業遺産群」)にも認定

禄剛埼灯台

明治16年イギリス人技師ブラントン(Richard Henry Brunton)の設計で、日本人技術者の手によって建設された灯台が能登半島最北に位置する禄剛埼灯台(ろっこうさきとうだい)。かつては狼煙(のろし)という地名のままに篝火を焚き、

海上保安庁の保存灯台Aランク 東北・関東・北陸5灯台
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日本の灯台50選・北海道の灯台8ヶ所

平成10年11月1日の第50回灯台記念日の行事として、海上保安庁が募集し一般の投票によって選ばれた「あなたが選ぶ日本の灯台50選」。北海道からは、最北の宗谷岬、最東の納沙布岬灯台など8ヶ所の灯台が選ばれています。歴史的な価値の高い保存灯台と

日本の灯台50選・東北の灯台9ヶ所

平成10年11月1日の第50回灯台記念日の行事として、海上保安庁が募集し一般の投票によって選ばれた「あなたが選ぶ日本の灯台50選」。東北エリアからは本州最北端の大間埼灯台(青森県大間町)、本州最東端の魹ヶ埼灯台(岩手県宮古市)、東北最初の灯

海上保安庁の保存灯台Aランク 東海4灯台

海上保安庁の保存灯台Aランクは、全国に23しかありませんが、そのうち東海地方には4灯台が。ブラントン設計の神子元島灯台(静岡県)、御前埼灯台(静岡県)、菅島灯台(三重県)と、日本で最初の鉄筋コンクリート造りの灯台の清水灯台(静岡県)です。神

海上保安庁の保存灯台Aランク 近畿4灯台

近畿には江戸条約(改税条約)で設置が決定した潮岬灯台のほか、兵庫開港に伴って大坂条約によって建設された友ヶ島灯台(国の重要文化財)、江埼灯台(国の重要文化財)など歴史的な灯台が現存。加えて近畿最北端に建つ経ヶ岬灯台(国の重要文化財)がAラン

海上保安庁の保存灯台Aランク 中国地方3灯台

中国地方には明治時代、北前船(西廻り航路)が重要な交易ルートだったことを受け、日本海側に歴史的な灯台が残されています。美保関灯台(島根県)、出雲日御碕灯台(島根県)、角島灯台(山口県)の3灯台で、いずれも国の重要文化財に指定され、経済産業業

海上保安庁の保存灯台Aランク 四国4灯台

四国島内にある海上保安庁の保存灯台Aランクは男木島灯台(香川県)、鍋島灯台(香川県)、釣島灯台(愛媛県)、室戸岬灯台(高知県)の4ヶ所で、そのうち石造の鍋島灯台、釣島灯台は「灯台の父」と称されるブラントンの設計で、国の重要文化財に指定されて

海上保安庁の保存灯台Aランク 九州3灯台

海上保安庁の保存灯台Aランクで九州にあるのは、ブラントン設計の部埼灯台(福岡県)、日本第二の塔高を誇る水ノ子島灯台(大分県)、日本最古のコンクリート造り灯台の鞍埼灯台(宮崎県)の3ヶ所。そのうち、水ノ子島灯台は豊後水道の中央に位置する無人島

 

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