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丸墓山古墳

行田市にある古墳で、埼玉古墳群(さきたまこふんぐん)の一基が丸墓山古墳。直径105m、高さ18.9m、日本最大規模の円墳で、稲荷山古墳同様に上ることができ、墳頂からは、隣に稲荷山古墳、さらにその先に将軍山古墳が眺望できます。映画『のぼうの城』で有名になった忍城の水攻めの際に、石田三成が本陣を構えた場所としても注目を。

忍城水責めの際に石田三成の本陣も置かれた

丸墓山古墳は、復元整備が進んでいますが、地元で墳丘上に植栽したソメイヨシノが生長し、春にはカメラマンに人気の撮影スポットになっています。

円墳が造られた時期は、出土した埴輪から6世紀前半と推定。
つまり、埼玉古墳群では稲荷山古墳築造後、二子山古墳と同時期ということになります。

前方後円墳が連続して造成された埼玉古墳群のなかで、なぜひとつだけ円墳が造られたかは今も謎となっています。

見通しのいい円墳は、戦国時代の末に合戦の舞台に。
1590(天正18)年、豊臣秀吉の小田原攻めの際に、北条氏の支城である忍城攻略の命を受けた石田三成が丸墓山古墳の頂上に陣を張っています。

低湿地の土地が続く一帯で、周囲を見渡せる小山として、丸墓山古墳が選ばれたというわけです。
三成は、丸墓山古墳を含む全長28kmの堤防(石田堤)を造成し、秀吉の細かい指示を受けながら、備中高松城水攻めに倣い忍城を水攻めに。

丸墓山古墳の山頂に、コンクリートの蓋がありますが、内部には二等三角点「埼玉」が設置されています。
三角点があるのは眺めのいい証拠で、正確な標高は標高は35.69mになっています。

駐車場から古墳へと続く道(古墳の南側)は、実は、その際築かれた堤防(石田堤)の跡なのです。

丸墓山古墳から南に延びる歩道
桜咲く春花見客で大賑わい
丸墓山古墳
名称 丸墓山古墳/まるはかやまこふん
Maruhakayama Burial Mound
所在地 埼玉県行田市埼玉
関連HP 行田市ホームページ
埼玉県立さきたま史跡の博物館
電車・バスで JR吹上駅から朝日バス佐間経由行田車庫行きで15分、産業道路下車、徒歩15分。JR北鴻巣駅からさきたま緑道を徒歩1時間
ドライブで 東北自動車道羽生ICから約14km
駐車場 さきたま古墳公園駐車場(295台/無料)
問い合わせ 行田市観光協会 TEL:048-556-1111/FAX:048-553-5063
埼玉県立さきたま史跡の博物館 TEL:048-559-1111
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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