山王塚古墳

山王塚古墳

埼玉県川越市大塚にある古墳時代の終りに築かれた古墳が、山王塚古墳。上段が円形、下段が方形という全国に6基しか確認されていない上円下方墳。しかも下段一辺63m、上段直径47m、高さ5mという上円下方墳としては最大規模のもの。7世紀後半の築造と推測され、南大塚古墳群を形成する1基です。

日本最大の上円下方墳が、川越市に!

山王塚古墳
山王塚古墳のイメージ図(山王塚古墳発掘調査見学会の資料を転載)

南大塚古墳群は川越市街地の南西部、入間川の支流である新河岸川(旧赤間川)右岸に面した台地の端部に位置する古墳時代後期の古墳群。
1号墳〜ら9号墳、そして東に500mほど離れた場所に位置する山王塚古墳の計10基で構成されています。
山王塚古墳は、平成24年度から川越市教育委員会による発掘調査が行なわれ、須恵器などが出土。

墳丘頂にも登ることが可能で、墳丘頂には山王信仰(神仏習合時代には山王権現として比叡山延暦寺など天台宗の鎮守神でした)を今に伝える山王社が鎮座し、これが古墳名の由来になっています。

築造の時代は、朝鮮半島で白村江の戦いの後、亡命した百済人2000人が東国に移された666年(天智天皇5年)頃のこと。
まさに律令制へと向かう時代で、7世紀末には山王塚古墳の西側に東山道武蔵路が開削されています。
7世紀後半にはすでに仏教が東国にも伝わり、勝呂廃寺(坂戸市)など武蔵にも寺院が建設されているので、まさに古墳時代から律令時代への過渡期という激動の時代に築かれた古墳ということに。

関東エリアでは、武蔵府中熊野神社古墳(府中市)、天文台構内古墳(三鷹市)と山王塚古墳の3基が上円下方墳ですが、武蔵府中熊野神社古墳のみが表面を葺石で覆っています。

山王塚古墳
名称 山王塚古墳/さんのうづかこふん
所在地 埼玉県川越市川越市大塚1丁目・豊田町3丁目
関連HP 川越市公式ホームページ
電車・バスで 西武鉄道南大塚駅から徒歩20分。JR・東武川越駅から徒歩30分
ドライブで 関越自動車道川越ICから約1km
問い合わせ 川越市文化財保護課 TEL:049-224-6097/FAX:049-224-5086
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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