埼玉県鴻巣市箕田にある円墳が、箕田2号墳。7基(2号墳、4号墳〜9号墳/1号墳、3号墳は消滅)が現存する箕田古墳群の1基で、鴻巣市の指定史跡になっています。「三士塚」(さんしづか)とも呼ばれる2号墳は、直径23m(復元32m)、高さ2.7mの円墳。6世紀後半の築造と推測されています。
蓑田古墳群で現存する最大の円墳
箕田台地の上、広範囲(600m×1000m)に分布する箕田古墳群は、北側から追分、龍泉寺、富士山、稲荷腰、宮前の5支群に分けらていますが、箕田2号墳と4号墳は龍泉寺支群に該当。
古墳群で最大規模の古墳は、現存しない箕田3号墳(武蔵水路の建設で消滅)でそれに準ずる規模を誇っています。
墳頂にかつては村の鎮守だった氷川神社が建っています。
周濠からから円筒埴輪片、人物埴輪片、須恵器有蓋高坏、大甕が出土。
埋葬施設は横穴式石室ですが、明治15年、高崎線敷設工事により、古墳が破壊され、現存していません。
JR北鴻巣駅を起点にすれば、箕田2号墳と4号墳は10分ほどで探勝できます。
箕田2号墳 | |
名称 | 箕田2号墳/みだにごうふん |
所在地 | 埼玉県鴻巣市箕田1260 |
電車・バスで | JR北鴻巣駅から徒歩10分 |
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