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西大寺『会陽』|岡山市|2025

西大寺『会陽』

2025年2月15日(土)、岡山市の西大寺で『会陽』(えよう=裸まつり)が開催されます。岩手県黒石寺の『黒石裸祭(蘇民祭)』、大阪市四天王寺の『どやどや』と並び日本三大奇祭のひとつ。2010年に500周年を迎えた歴史あるまつりです。1万人もの裸男が2本の宝木(しんぎ)の争奪をまさに肉弾戦で展開します。

立ち見席のみ当日販売を実施

深夜に御福窓から住職によって投下される2本の宝木(しんぎ)を取り合って「ワッショ、ワッショ」とかけ声を掛け合う1万人の裸の男たちが激しい争奪戦を展開。
宝木の取主は、福男と呼ばれます。

もともとは祭壇に供えた牛玉(ごおう)を14日間の祈祷を経て、満願になった後に新年の五福(寿、富、康寧、好徳、終年)を授ける意味で、信徒の年長者や講頭に与えたのが始まり。
希望者が多くなり、紙の牛玉では奪い合うと千切れてしまうことから永正7年(1510年)に、時の住職・忠阿上人が宝木に変更したもの。

西大寺は、宝亀8年(777年)、安隆上人(あんりゅうしょうにん)の開山で、『西大寺会陽』は良弁(ろうべん)僧正の弟子・実忠(じっちゅう)上人が東大寺から修正会(しゅしょうえ=新年の大祈祷)を伝えたのが始まり。

なお『西大寺会陽』終了後『会陽あと祭り』が行なわれていますが、新型コロナウイルス感染症の状況によっては中止になる場合があります。

西大寺『会陽』|岡山市|2025
開催日2025年2月15日(土)、毎年2月第3土曜
所在地岡山県岡山市東区西大寺中3-8-8
場所西大寺
関連HP西大寺公式ホームページ
電車・バスでJR西大寺駅から徒歩10分
ドライブで山陽自動車道山陽ICから約13km
駐車場臨時駐車場(消防署前駐車場、向州グランド、天満屋ハピ-タウン駐車場、西大寺緑化フェア跡地、ハロ-ズ駐車場、Aコ-プ味彩館駐車場)を利用
問い合わせ西大寺会陽奉賛会 TEL:086-942-0101
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

西大寺観音院

岡山県岡山市東区にある高野山真言宗別格本山が西大寺でその本坊が西大寺観音院。奈良時代建立という岡山県でも屈指の古刹で、「日本三大奇祭」のひとつで、数千ものふんどし姿の男たちが2本の宝木(しんぎ)を奪い合う国の重要無形民俗文化『会陽』(えよう

国府宮はだか祭|稲沢市|2025

2025年2月10日(月)、愛知県稲沢市の国府宮神社で『国府宮はだか祭(儺追神事)』が行なわれます。旧暦1月13日から翌朝に行なわれる『国府宮はだか祭(儺追神事)』は、奈良時代の神護景雲元年(767年)に始まったという歴史ある儺追(なおい)

黒石寺『蘇民祭』|奥州市

旧暦1月7日~8日7:00頃、奥州市の黒石寺(こくせきじ)で日本三大奇祭『蘇民祭』が開催されます。天平元年(729年)創建と伝わる奥州市水沢の古刹、黒石寺。「旧暦の正月7日夜から翌早暁にかけて行なわれる『裸の男と炎のまつり』で、蘇民袋の争奪

四天王寺『どやどや』|大阪市

1月14日14:30〜、大阪市の四天王寺(六時礼讃堂・仁王門前)で『どやどや』が行なわれます。岩手県黒石寺の『黒石裸祭(蘇民祭)』(旧暦正月7日~8日)、『西大寺会陽』(裸まつり/2月第3土曜)などと並び「日本三大奇祭」のひとつに数えられて

西大寺

天平神護元年(765年)、称徳天皇の勅願により藤原仲麻呂の反乱の鎮圧を目的に、鎮護国家と平和祈願のため7尺の金銅四天王を造立したのがはじまりという奈良の古刹、西大寺。創建当時は、東の東大寺に対する西の大寺として繁栄。寺域は48haにも及び、

 

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