日本三大桜名所とは!?

日本三大桜名所

日本三大桜名所といわれるのは、吉野山、弘前城公園、高遠城址公園。吉野山は山桜、弘前城公園はソメイヨシノ、そして高遠城址公園はタカトオコヒガンザクラが咲きます。江戸時代まで桜といえば吉野の山桜で、弘前城も高遠城も藩庁としての機能を有した城郭だったので、桜の名所ではありませんでした。

三大名所にはちゃんと裏付けがあった!

日本三大桜名所も、近年につくられた「詠み人知らずの」日本三大であることは明白です。
吉野山の桜は、奈良時代に行基が山桜の巨木に蔵王権現を刻み、山上ケ岳(現・大峯山寺本堂)と山麓の吉野山(現・金峯山寺蔵王堂)に祭祀したことに始まり、信者が1300年もの歴史を費やして、山に桜を植えたもの。
個性的で多種多様な山桜、200種3万本が咲き誇る、名実ともに日本を代表する花見の名所です。

弘前城公園はは、弘前城が廃城となってから桜が植栽されたものですが、リンゴの栽培・剪定技術を活かし、「桜切る馬鹿梅切らぬ馬鹿」といわれるなかで、バッサリと枝を剪定して、日本一ともいえる見事なソメイヨシノの開花を実現させています。
「桜切る馬鹿」は、切り口から木材腐朽菌が入って枯れることを戒めたもので、切り口をリンゴの剪定技術で見事に殺菌し、不要な枝をバッサリと切り落とし、見事な花付きを実現させているのです。

「天下第一の桜」をPRするのが、雪の積もったアルプスを借景にする高遠城址公園。
明治8年、荒れたままになっていた高遠城址を何とかしようと、旧藩士達が桜の馬場の桜(タカトオコヒガンザクラ)を城址に移植したのが公園の桜の始まり。
コヒガンの仲間、タカトオコヒガンザクラですが、群生するのはこの高遠城址公園だけ。
それが「天下第一の桜」たるゆえんになっているのです。

吉野山(山桜)

種類:シロヤマザクラなど200種
本数:3万本(下千本・中千本・上千本・奥千本)
まつり:吉野山『桜まつり・桜ライトアップ』/3月下旬〜4月下旬
見頃:例年3月下旬〜4月下旬(標高差があるため観桜期が長い)
備考:豊臣秀吉も花見を行なった名所で、近世には花見といえば吉野山でした(中世の花見は梅)。
現在も山桜は神木扱いで、吉野山では落ち葉を焼却することもありません。

吉野山『桜まつり・桜ライトアップ』

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弘前公園(ソメイヨシノ)

種類:ソメイヨシノ、シダレザクラ、ヤエザクラなど52種
本数:2600本
まつり:弘前さくらまつり/4月下旬~5月上旬
見頃:例年4月下旬頃
備考:明治15年植栽の日本最古のソメイヨシノが現存(単一クローンのソメイヨシノは病虫害に弱く、樹齢70年〜80年とされ、リンゴの剪定技術が活かされて長寿)。
大正5年に夜桜見物が始まり、「日本三大夜桜」にも数えられています。

弘前さくらまつり

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高遠城址公園(タカトオコヒガンザクラ)

種類:タカトオコヒガンザクラ
本数:1500本
まつり:高遠城址公園さくら祭り/4月1日〜4月30日
見頃:例年4月上旬~中旬
備考:コヒガンザクラの樹林は長野県の天然記念物(コヒガンが樹林となるのは珍しい)で、桜憲章を制定して保護育成。

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