関山神社『火祭り』|妙高市

関山神社『火祭り』

2019年7月13日(土)~7月14日(日)、新潟県妙高市の関山神社で『火祭り』が執り行なわれます。妙高山信仰から生まれた祭りで1200余年の伝統を誇っています。土曜に仮山伏演武、松引き(一般参加可能)、奉納相撲、関山神社ライトアップ、日曜に仮山伏演武、神興渡御、が関山神社氏子若者会の手によって行なわれます。

神仏習合時代の山伏の活躍を今に伝える祭礼

関山神社『火祭り』
仮山伏の棒使い

関山神社は、神仏分離、廃仏毀釈の明治初年以前は、関山権現または関山三社大権現(権現=神仏習合の思想で、仏が仮=権に神様の姿で現れること)と称し、妙高山とその山麓地域一帯の鎮守として繁栄していました。
別当を関山宝蔵院、奥の院を妙高堂として妙高山山岳信仰の中核となって繁栄したのです。
戦国時代には上杉謙信もの帰依し、七堂伽藍70余坊を数えたといいます。
上杉家の内乱・御館の乱に乗じて、天正10年(1582年)、織田信長配下・森長可の軍勢が越後に侵攻し、その焼き討ちで一時荒廃しましたが、江戸時代に大僧都俊海(上杉謙信の甥)が復興しています。

戦国時代に修行僧が戦乱から寺を守るために武術を身につけたのが今日に伝わる「仮山伏の棒使い」(奈良宝蔵院流)で、神社氏子6ヶ村から選抜される若者6人が上と下にわかれ、2組ずつ、役抜けの役、火切りの役、火見の役とに別れ、長刀、太刀、六尺棒を使って20種類にも及ぶ演舞をみせてくれます。

火祭りの由来となるのが「松引き」。
南北各村代表の若者が「若」と呼ばれる柱松に火打ち石で火を着け、先に火の手が上がった村がその年は、大豊作といわれています。

関山神社『火祭り』|妙高市
開催日時 2019年7月13日(土)~7月14日(日)
所在地 新潟県妙高市関山4804
場所 関山神社
関連HP 妙高市観光協会公式ホームページ
電車・バスで えちごトキめき鉄道妙高はねうまライン関山駅から徒歩20分
ドライブで 上信越自動車道妙高高原ICから約8.7km
駐車場 あり
問い合わせ 妙高市観光協会 TEL:0255-86-3911/FAX:0255-86-3450
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
関山神社

関山神社

妙高山は奈良時代の和銅元年(708年)に裸行上人が開山したと伝えられており、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈までは聖観世音菩薩、十一面観世音菩薩、文珠菩薩が祀られ、妙高山関山三社大権現と称していました。現存する関山神社の社殿は別当・関山宝蔵院の

 

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