八ツ淵の滝

比良山系・武奈ケ岳（1214.4m）の中腹にある瀑布群で、滋賀県で唯一、日本の滝百選に選定されるのが八ツ淵の滝。下流から魚止の淵、障子ヶ淵、唐戸の淵、大摺鉢、小摺鉢、屏風ヶ淵、貴船ヶ淵、七遍返し淵（しちへんがえしぶち）と鴨川の源流部にその名の通り8つの淵が連続しています。

大摺鉢を往復するハイキングコースを歩こう

七遍返し淵は、上から見ると、水流が七度転回して落ちていくように見えることが名の由来。

周辺は山ツツジやシャクナゲなどが茂り、新緑や紅葉の時には美しさもひとしお。

近くのガリバー青少年旅行村から遊歩道が整備され、登山初心者でも大摺鉢なら探勝可能です（入口から大摺鉢まで1kmのハイキングコースが整備されています）。
大摺鉢は巨大なすり鉢状の淵のあるナメ滝です。
の大岩に彫られている「八徳」の元字は大正11年、現地を訪れた堀田知事が書き込んだもの。

近年、沢登り中の事故が多発し、地元高島市では、「魚止の淵方面のコース（魚止の淵、障子ヶ淵、唐戸の淵）と大摺鉢から上流のコース（小摺鉢、屏風ヶ淵、貴船ヶ淵、七遍返し淵）は、急坂・滑りやすい岩場・鎖場があり大変危険。滑落死亡事故も多発しているので十分な装備と自覚ある行動を」と呼びかけています。