ケーブル坂本駅

比叡山坂本ケーブル(比叡山鉄道比叡山鉄道線)の山麓側の駅がケーブル坂本駅。文字通り、比叡山の登り口で、全国の坂本さんのルーツにもなっている穴太衆積みの石垣が美しい里坊のある門前町。昭和2年の開業時の建物がそのままに現存し、「比叡山鉄道ケーブル坂本駅舎」として国の登録有形文化財になっています。

昭和2年、開業時のレトロな駅舎が現存

洋風木造建築の2階建ての駅舎は、比叡山鉄道開業に先駆けて、大正14年に着工。
1階が待合室、2階が事務所という構造です。
待合室の奥に改札とホームが隣接しています。

駅舎入口の上には「坂本驛」と旧駅名が掲げられています(昭和49年にケーブル坂本駅に改称)。
入口の庇(ひさし)を支える金属製の持ち送りや縦長の窓がモダンな雰囲気を醸し出しています。

比叡山鉄道は、延暦寺、日吉大社を結ぶという側面もあり、その参道としての機能をも有することから、デザインなどに関しては配慮されていると考えられます。

ちなみに、大正11年、大津電車軌道株式会社、比叡登山鋼索鉄道株式会社、叡山電気鉄道株式会社の3社合同請願により、社名は比叡登山鉄道株式会社として設立。
大正13年10月23日の発起人会で、創立委員の一人に推されていた羽室亀太郎(京津電車常務取締役)が初代社長に就任しています。
坂本停車場は、大正14年に着工しています。

ケーブル坂本駅
名称ケーブル坂本駅/けーぶるさかもとえき
所在地滋賀県大津市坂本本町4244
関連HP比叡山坂本ケーブル公式ホームページ
電車・バスでJR湖西線比叡山坂本駅から徒歩20分、または京阪石山坂本線坂本駅から徒歩10分
ドライブで名神高速道路京都東ICから約10km
駐車場8台/無料
問い合わせ比叡山坂本ケーブル TEL:077-578-0531/FAX:077-578-0533
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

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