吉野川上流に神龍（シェンロン）が！　『四国のドラゴン』ダムカードも配布中！

「四国のみずがめ」といわれる早明浦ダム（さめうらだむ／高知県）が上空から見ると漫画『ドラゴンボール』の神龍（シェンロン）そのものだと話題になったのが、平成29年9月のこと。令和6年は辰年（たつどし）ということもあり、『早明浦ダムカードVer.四国のドラゴン』を「大川村 村のえき」（高知県土佐郡大川村）で配布中です。

松山空港離陸後、四国山地上空で神龍（シェンロン）登場！

名古屋を中心に活躍する落語家・漫画家の登龍亭獅篭（とうりゅうていしかご）さんが、平成29年8月31日、愛媛・松山空港から愛知・中部国際空港に向かう飛行機の窓から撮った画像を添え「四国にマジでドラゴンいた!!」と投稿して話題になったのが早明浦ダムの空撮。

角が生えた頭にいかめしくうねらせた長い胴はまさに神龍（シェンロン）そのもので、6万以上のリツイートがあり、ついにその画像を使った『早明浦ダムカード Ver.四国ドラゴン』が制作されるまでに。

早明浦ダムは一級河川・吉野川本流上流部に建設されたダムで、四国地方最大のダム。
「四国の水がめ」、「四国のいのち」ともいわれ、吉野川の治水、四国地方全域の利水に活用されています（ダム湖さめうら湖は四国最大の湖、総貯水容量3億1600万トンは国内8位）。

令和6年は辰年ということもあり、早明浦ダムとダム湖にはさらに注目が集まっています。
『早明浦ダムカードVer.四国のドラゴン』が配布されている「大川村 村のえき」は、高知自動車道大豊ICから車で25分、高知県道17号（本川大杉線）沿いの大川村役場近く。
神龍（シェンロン）の尻尾の部分にあたり、旧大川村役場はダム湖（さめうら湖）の完成で水没しています。

「龍馬空港からならレンタカーで40分もあれば、早明浦ダムのある嶺北地区に到達できます。さめうら湖では夏なら遊覧船も就航しますし、湖上でのカヌーもすごく楽しい」（土佐れいほく観光協議会事務局長・松島弘さん）とのこと。

ちなみに、「四国のドラゴン」が確認できる松山空港〜中部国際空港にはANAが就航。
羽田に向かうJAL、ANAも松山空港を離陸後、伊予灘で旋回、四国山地上空を飛ぶので、雲が少ない日なら（残念ながら雲がかかっていることも）、「四国のドラゴン」を目にすることができます。

早明浦ダム

早明浦ダム（さめうらだむ）は、吉野川総合開発計画に基づき、高知県長岡郡本山町と土佐郡土佐町にまたがる吉野川本流の上流部に昭和48年に完成したダム。多目的ダムとして西日本一の規模を誇り、貯水量は全国第8位。四国4県に分水され、「四国の水がめ」