旧信越本線を代行バス、3セク、JR乗り継ぎで走破できる!?

旧信越本線は、明治26年4月1日、横川駅〜軽井沢駅間が延伸開業して高崎駅〜新潟駅を結ぶ営業キロ327.1kmという幹線でした。北陸新幹線の開業で、横川駅〜軽井沢駅は代行バス、軽井沢駅〜篠ノ井駅はしなの鉄道、長野駅〜妙高高原駅はしなの鉄道、妙高高原駅〜直江津駅えちごトキめき鉄道に変わっています。

スタートは高崎駅で、信越線に乗車

高崎駅
高崎駅から横川行きの信越本線の列車が、旅の始まり

旧信越本線乗り継ぎの旅のスタートは、高崎駅。
高崎駅〜横川駅、篠ノ井駅〜長野駅、直江津駅〜新潟駅は現在もJRです。

高崎駅〜横川駅は盲腸線となった信越本線。
かつては碓氷峠越えの特急「あさま」、特急「白山」も走った線ですが、北陸新幹線の開業で、ローカル線の雰囲気に転落しています。
「峠の釜めし」で有名な「おぎのや」のある横川駅からは、JRバス軽井沢駅行きに乗車するので、この接続を考えて、高崎駅をスタートすることに(高崎駅〜横川駅は乗車券510円)。

2024年9月現在のダイヤでスタートすれば、横川駅発と軽井沢駅を結ぶ代行バス(JRバス関東碓氷線)は、始発が8:10、次が10:05。
8:10の始発に乗るためには高崎駅7:30発に乗車すれば、横川駅に8:03着で8:10発のJRバス関東碓氷線に接続です。
10:05発のバスの場合は高崎駅9:23発が横川駅9:57着で接続しています(横川駅〜軽井沢駅は大人520円、小人260円)。

8:10発の始発のJRバスに乗車すると、軽井沢駅8:44着で、軽井沢駅8:55発のしなの鉄道、10:05発の場合は軽井沢駅10:39着で軽井沢駅10:50発に接続しています。

軽井沢駅で3セク化・しなの鉄道に乗車

おぎのや
軽井沢駅では構内の「おぎのや」で「峠の釜めし」購入も可能

軽井沢駅〜篠ノ井駅は信越本線が、3セクのしなの鉄道に変わっています。
軽井沢駅8:55発、しなの鉄道(2631M)は長野駅1030着(篠ノ井駅〜長野駅は信越本線の残存区間で、しなの鉄道が直通乗り入れ)。
長野駅10:49発の327M妙高高原行き平日は接続し、妙高高原駅11:34着となりますが、土休日と12月30日〜1月3日は運休となり、土休日と12月30日〜1月3日は軽井沢駅9:36発快速「軽井沢リゾート1号」に乗車すれば、妙高高原駅に11:33着となります(「軽井沢リゾート1号」は乗車券のほかに列車指定券が必要)。
軽井沢駅〜妙高高原駅は乗車券2480円、「軽井沢リゾート1号」利用の場合は別に列車指定券500円が必要。

快速「軽井沢リゾート1号」
土休日は快速「軽井沢リゾート1号」を利用(指定券500円が必要)

上越妙高駅からは特急「しらゆき」に乗車

特急「しらゆき」
上越妙高駅で、13:09発の新潟行き特急「しらゆき5号」に乗車

妙高高原〜直江津駅は、3セクのえちごトキめき鉄道はねうま線で、信越本線から転換した3セクの乗り継ぎになります。
有名な観光列車「雪月花」は妙高高原駅を11:28に発車しており、タッチの差で乗車できず、妙高高原駅12:07発2351Mに乗車すると、12:57に直江津に到着しますが、途中の上越妙高駅(12:40着)で下車すると、上越妙高駅13:09発の新潟行き特急「しらゆき5号」に接続、糸魚川駅(13:23)を経て信越本線に乗り入れ、終着の新潟駅に15:07に到着します。

特急「しらゆき」は、上越妙高駅での北陸新幹線との接続特急として誕生した列車で、かつて信越本線に走った特急「北越」のイメージです(直江津駅で乗務員交代が行なわれます/車内販売はありませんから、上越妙高駅で駅弁などの購入を)。
妙高高原〜新潟は、乗車券3210円、特急「しらゆき5号」の自由席特急料金2140円、指定席だと2670円。

高崎駅7:30発、新潟駅15:07着で、所要7時間37分で、旧信越本線を走破したことになります。
合計で平日8860円、土休日など9360円で楽しむことができます。
特急「しらゆき5号」ではなく、普通列車利用なら、マイナス2140円で、6720円で済みますが、直江津駅で時間待ちがあり、新潟駅は17:35着ということに(直江津で駅周辺の見物ができますが)。

旧信越本線を代行バス、3セク、JR乗り継ぎで走破できる!?
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

よく読まれている記事

こちらもどうぞ