新幹線でもっとも長い駅間は、北海道新幹線(海峡線)の奥津軽いまべつ駅〜木古内駅間で、なんと74.8kmもあります。在来線では、同じJR北海道・石北本線の上川駅〜白滝駅間が37.3kmなので、2倍以上ということに。北海道新幹線の札幌延伸でランキングは大きく代わりますが、目下のランキングを紹介。
営業距離と実キロは違うため、実キロでのランキングを紹介
TOPは東北新幹線が津軽海峡を青函トンネルで越える奥津軽いまべつ駅〜木古内駅で、74.8km。
この先、この区間を越える駅間距離はなかなか想像ができません。
リニア中央新幹線の岐阜県駅〜名古屋駅などがはたして越えることができるでしょうか?
1988年3月13日、東海道新幹線の掛川駅が開業するまでは、静岡駅〜浜松駅は実キロで71.0kmあり、当時ではトップでしたから、リニア中央新幹線開通後はランクに変動があるでしょう。
東海道新幹線、東北新幹線の在来線併走区間、山陽新幹線は、2025年現在は運賃計算は営業キロで行なわれ、実キロと少しかけ離れたエリアもあります。
2位にランキングした米原駅〜京都駅間は在来線よりも新幹線の方が実キロが長いという不思議な区間で、並走する東海道本線は新快速が飛ばす直線区間。
同様に、横川駅〜軽井沢駅も廃止されたかつての信越本線のほうが北陸新幹線より距離が短くなっていますが、碓氷峠の急な登り勾配を避け、緩やかな路線で遠回りしているためで、例外的なケース。
おもには在来線より短い実キロがほとんどなので、営業キロではなく実キロでのランキングになっています。
北海道新幹線が札幌まで延伸すると、長万部駅〜倶知安駅(54.4km)、新函館北斗〜新八雲駅(駅名は仮称/54.2km)が5位、6位にランクインする予定です。
新幹線長い区間『実キロ』TOP10
順位 | 実キロ 営業キロ | 区間 | 路線名 | 鉄道会社名 |
1位 | 74.8km 74.8km | 奥津軽いまべつ駅〜木古内駅 | 北海道新幹線 | JR北海道 |
2位 | 68.1km (67.7km) | 米原駅〜京都駅 | 東海道新幹線 | JR東海 |
3位 | 55.9km (67.2km) | 小倉駅~博多駅 | 山陽新幹線 | JR西日本 |
4位 | 55.0km (67.9km) | 相生駅〜岡山駅 | 山陽新幹線 | JR西日本 |
5位 | 51.7km (51.7km) | 大曲駅〜秋田駅 | 秋田新幹線 (奥羽本線) | JR東日本 |
6位 | 51.1km (55.1km) | 新横浜駅〜小田原駅 | 東海道新幹線 | JR東海 |
7位 | 48.9km (50.3km) | 大宮駅〜小山駅 | 東北新幹線 | JR東日本 |
8位 | 45.7km (45.7km) | 七戸十和田駅〜新青森駅 | 東北新幹線 | JR東日本 |
9位 | 43.9km (49.1km) | 静岡駅〜掛川駅 | 東海道新幹線 | JR東海 |
10位 | 43.4km (48.3km) | 宇都宮駅〜那須塩原駅 | 東北新幹線 | JR東日本 |
新幹線で一番「長い駅間」はなんと74.8km! 長い区間『実キロ』TOP10 | |
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