ひと駅間の距離がもっとも長い場所は(新幹線・在来線)!?

ひと駅間の距離がもっとも長い場所

駅と駅との間隔、ひと駅間の距離が最も離れているのは、北海道新幹線・海峡線(JR北海道)の奥津軽いまべつ駅(青森県今別町)〜木古内駅(北海道木古内町)間で、なんと74.8kmもあります。在来線では石北本線の上川駅~白滝駅間で36.3km。実は、どちらも駅の廃止によって長大な区間が生まれたものです。

在来線では山手線一周よりも長い駅間距離が!

ひと駅間の距離がもっとも長い場所
在来線では上川駅〜白滝駅間がTOP

奥津軽いまべつ駅(青森県今別町)〜木古内駅(北海道木古内町)間には全長53.85kmの青函トンネルがあり、そのため駅間距離が長くなっているのです。
もともと新幹線開業前の在来線、津軽海峡線には竜飛海底駅(青森県外ヶ浜町)や吉岡海底駅(北海道福島町)、知内駅(北海道知内町)の3駅がありましたが、利用者の減少や新幹線工事に伴って平成26年3月に廃止され、平成28年3月26日、北海道新幹線の新青森駅〜新函館北斗開業に伴って、日本最長の駅間距離が生まれたのです。

本州最北端の新幹線停車駅で、JR北海道では最南に位置しています。北海道新幹線「はやぶさ」で 33分かかります。

奥津軽いまべつ駅〜木古内駅間の距離74.8kmは、東京からなら東海道線で小田原の手前二宮あたりまで、大阪駅からなら東海道本線で近江八幡の手前、野洲あたりまでの距離に匹敵しますから、かなり離れた隣の駅ということがおわかりいただけるかと。

北海道新幹線が開業した平成28年3月26日のダイヤ改正で、石北本線・上白滝駅(北海道遠軽町)が廃止となり、上川駅~白滝駅間で36.3kmが石勝線・新夕張駅~占冠駅(しむかっぷえき)間34.3kmに代わり、首位の座に躍り出ました。
もともと上川駅~白滝駅間には天幕駅(てんまくえき)、中越駅(なかこしえき)、上越駅、奥白滝駅、上白滝駅の5駅が存在していましたが、過疎化で利用者が減少して信号場となり、その結果、駅間距離がどんどん伸びていったのです。

上川駅~白滝駅は、特快「きたみ」で38分、特急利用でも35分もかかります。
山手線一周が34.5km(駅数29)なので、なんと山手線一周よりも長い駅間距離ということに!

東海道新幹線(JR東海)では、米原駅〜京都駅間68.1kmが最長、東北新幹線(JR東日本)では大宮駅〜小山駅49.0km、山陽新幹線(JR西日本)では小倉駅~博多駅55.91km。
JR東日本管内の在来線では田沢湖線・赤渕駅〜田沢湖駅間で18.1km、JR西日本では北陸本線・敦賀駅~南今庄駅間で16.6kmです。

私鉄では京成電鉄成田空港線(成田スカイアクセス) 成田湯川駅〜空港第2ビル駅間9.7km、第3セクターでは北越急行ほくほく線の十日町駅〜まつだい駅間13.3kmとなっています。

ひと駅間の距離がもっとも長い場所は(新幹線・在来線)!?
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