花園神社『酉の市』|2023

花園神社『酉の市』

2023年11月11日(土)=一の酉、11月23日(木・祝)=二の酉、東京都新宿区新宿5丁目の花園神社で『酉の市』(とりのいち)が行なわれます。例祭の『大酉祭』に熊手を売る露店が出店し、「関東三大酉の市」に数えられるほどの盛況です。例年、花園神社名物の見世物小屋の興行もあり、注目です。

『大酉祭』に熊手を売る露店が出店

花園神社『酉の市』

前日が『大酉祭』前夜祭、当日が本祭で、昼頃から、靖国通り、花園神社境内にたくさんの露店が並び、師走を迎える新宿の街には欠かせない風物詩となっています。

酉の市は、武蔵国南足立郡花又村(現・東京都足立区花畑)にある大鷲神社で江戸時代に発祥し、浅草の鷲神社(おおとりじんじゃ)で盛況となり、江戸時代の後期に江戸市中に広まりました。
花園神社の酉の市は、明治時代に創始されたものですが、新宿がもともと内藤新宿という宿場町で、さらに副都心的な機能を有して発展したことを受け、花園神社『酉の市』も盛大なものに。

1000灯以上という奉納の提灯も見どころで(提灯の灯りはパナソニックLED)、写真撮影スポットになっています。

花園神社名物の見世物小屋は、「日本最後の見世物小屋」の大寅興行社で、ドキュメンタリー映画『ニッポンの、みせものやさん』(平成24年公開)では花園神社での興行シーンなども出てきます。

「日本一高い、日本一うまい」のキャッチコピで知られる花園万頭も、例年『酉の市』期間中に新宿本店限定で「お酉様万頭」を販売(例年、早い時間帯に売り切れます)。

あまり知られていませんが、新宿では、十二社熊野神社でも『酉の市』が行なわれ、縁起物の熊手は社務所にて授与されます。
神職が手作りで奉製する熊手のため、数に限りがあるという超限定品(「幻の熊手」という人も)となっています。
また、成子天神社でも社務所で熊手、御朱印を授与しています。

ちなみに「関東三大酉の市」は、花園神社のほか、ルーツのひとつ鷲神社『浅草酉の市』(台東区)、大國魂神社『酉の市』(府中市)で、すべて東京都内なので、東京三大酉の市とも言い換えることができます。

映画『ニッポンの、みせものやさん』予告編
花園神社『酉の市』|2023
開催日時 2023年11月11日(土)一の酉、11月23日(木・祝)二の酉
所在地 東京都新宿区新宿5-17-3
場所 花園神社
関連HP 花園神社公式ホームページ
電車・バスで 東京メトロ・都営地下鉄新宿三丁目駅から徒歩5分。JR・京王電鉄・小田急電鉄・東京メトロ・都営地下鉄新宿駅から徒歩10分
駐車場 周辺の有料駐車場を利用
問い合わせ 花園神社 TEL:03-3209-5265/FAX:03-3209-5645
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
花園神社

花園神社

東京都新宿区新宿5丁目、新宿の繁華街にある新宿の総鎮守が、花園神社(はなぞのじんじゃ)。徳川家康の関東入封以前に、大和国・吉野山から稲荷神を勧請して創建したと伝えられています。境内社の芸能浅間神社には多くの芸能人が奉納し、新宿と芸能の深い関

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関東三大酉の市とは!?

関東三大酉の市に数えられるのは、江戸時代に創始され、江戸時代後期には江戸で一番の賑わいをみせた鷲神社『浅草酉の市』(台東区)、明治時代に始まった花園神社『酉の市』(新宿区)、大國魂神社『酉の市』(府中市)。すべて東京都内なので東京三大酉の市

東京で『酉の市』

東京で『酉の市』|2023

2023年11月11日(土)・一の酉、11月23日(木)・二の酉、酉の市発祥の地である足立区の大鷲神社(おおとりじんじゃ)、台東区の長国寺・鷲神社(『浅草酉の市』)、新宿区の花園神社(『新宿酉の市』)、練馬区の練馬大鳥神社、府中市の大國魂神

 

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