両国橋|豊田市

両国橋|豊田市

愛知県豊田市小渡町(おどちょう)と島崎町を結び、矢作川(やはぎがわ)の本流に架かるのが、両国橋。両国橋は、旧国の国境(くにざかい)に架かる橋ですが、実は現・島崎町は、昭和30年4月1日の全国初の越県編入合併までは、岐阜県恵那郡三濃村(かつての美濃国)の一部だったのです。

かつて美濃国と三河国を結んだ矢作川の橋

現在のレトロな橋が架橋されたのは昭和15年7月。
橋のたもとには「昭和十五年七月改築」とあり、大正8年に初代の両国橋(木造)が架けられ、永久橋として現在の橋が架けられたことを表しています(昭和32年にさらに改修されています)。
大正8年、昭和15年当時は、対岸は岐阜県恵那郡三濃村だったため、まさに両国橋ということに。

小渡(おど)という名の通り、一帯は矢作川を渡って、美濃・明智とを結ぶ交通の要衝で、平成8年度末までは東濃鉄道(東鉄バス)が明智駅と小渡を結ぶ路線バス(小渡小田子線)を運行していました(所要50分/1日3往復)。

小渡地区は旭村、越境編入されたのは三濃村野原と浅谷で、残りの地区は岐阜県恵那郡明智町へ編入されています。
昭和42年4月1日、旭村が町制施行して旭町が発足、平成17年、 旭町を含む4町2村が豊田市に編入合併され、豊田市の一部となり美濃と結んだかつての要衝としての歴史が失われつつあります。

両国橋|豊田市
名称 両国橋|豊田市/りょうごくばし|とよたし
所在地 愛知県豊田市小渡町〜島崎町
ドライブで 東海環状自動車道豊田勘八ICから約23km
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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