島根県松江市、京橋川に架る京橋のたもと、京橋川通り(国道431号)に面したカラコロ工房の建物は昭和13年に建てられた旧日本銀行松江支店を再生たもの。外観や銀行のカウンター、照明、2階の回廊などは当時のまま残されています。現在は製造から販売まで一貫して展開する工房として再生され、体験も可能。
松江の和菓子づくり体験も可能
昭和56年、2代目日本銀行松江支店が母衣町に竣工したことから2代目となる日本銀行松江支店(現・カラコロ工房)の建物が取り壊され、島根県の分庁舎が建築されるという計画がつくられました。
それに対応し、有志により「旧日本銀行松江支店ビルを語る会」が結成され、保存運動が展開。
島根県から松江市に譲渡され、平成12年4月22日にカラコロ工房として再生されたもの。
館内には彫金、ステンドグラス、クリスタル・天然石アクセサリー、キルト工房などのショップ、ベーカリー、カフェが入店しており、松江の和菓子づくり体験(カラコロ工房事務局)、オリジナルパワーストーンアクセサリー作り、クリスタル・天然石アクセサリー手作り体験、ステンドグラス手づくり体験、勾玉づくり体験などが可能です。
カラコロ工房の名前は、明治23年当時、松江大橋を渡る下駄の「カラコロ」と響く音に小泉八雲が心引かれたたというエピソードにちなんでいます。
「大橋を渡る下駄ばきの響きほど忘れがたいものはない。足速で、楽しくて、音楽的で、舞踏会の音響にも似ている。朝の日差しを受けた橋の上を無数の足がちらちら動くさまは驚くべき眺めである。それらの足はすべて小さく均整がとれていて、ギリシャの瓶に描かれた人物の足のように軽やかである。」(小泉八雲『神々の国の首都』/明治23年8月30日〜明治24年11月15日まで滞在した松江の印象)。
カラコロ工房 | |
名称 | カラコロ工房/からころこうぼう |
所在地 | 島根県松江市殿町43 |
関連HP | カラコロ工房公式ホームページ |
電車・バスで | JR松江駅から徒歩20分 |
ドライブで | 山陰自動車道松江西ICから約5km |
駐車場 | 24台/有料 |
問い合わせ | カラコロ工房 TEL:0852-20-7000/FAX:0852-20-7070 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
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