サイトアイコン ニッポン旅マガジン

世界文化遺産・石見銀山大森ゾーン

世界文化遺産・石見銀山大森ゾーン

世界文化遺産に指定された核心部、島根県大田市の大森町には採掘現場で鉱山町だった銀山ゾーンと政治・経済的な中心だった大森ゾーンとがあり、大森ゾーンの町並みは江戸時代、2代目奉行・竹村丹後守(たけむらたんごのかみ)が代官所を設けたのが始まり。伝統的建造物群保存地区となった家並みが石見銀山探勝の拠点になっています。

大森ゾーンの見学で、銀山の繁栄を学ぶ

大森代官所の周辺に役所や郷宿(ごうやど=公用で代官所に来た人が泊る宿)を配置し、武家屋敷や商家が建設されて大森の町並みが形成されたのです。
代官所跡は現在、石見銀山資料館の建つ場所で、そこから南に向けて大田市大森銀山伝統的建造物群保存地区となった町並みが現存しています。
郷宿は国の重要文化財に指定され、世界文化遺産の構成資産にもなる熊谷家(公開)が務めていました。
旧河島家(銀山附役人を歴代世襲)は武家屋敷(公開されています)。
地役人宅の宗岡家(公開)、阿部家(「暮らす宿 他郷阿部家」として営業)、銀山付同心の家だった柳原家などみどころも多いので、銀山探勝の場合は、銀山ゾーンの見学だけでなく、大森ゾーンにも時間を割くのがおすすめです。

世界文化遺産・石見銀山大森ゾーン
名称 世界文化遺産・石見銀山大森ゾーン/せかいぶんかいさん・いわみぎんざんおおもりぞーん
所在地 島根県大田市大森町
関連HP 石見銀山世界遺産センター公式ホームページ
電車・バスで JR大田市駅から石見交通バス川本線(世界遺産センター行き・大森行き)で26分、大森代官所跡下車
ドライブで 山陰自動車道(仁摩温泉津道路)仁摩・石見銀山ICから約7.8kmで世界遺産センター
駐車場 交通規制のため世界遺産センター駐車場(石見銀山駐車場400台/無料)を利用し、路線バスで大森バス停へ
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

大田市大森銀山伝統的建造物群保存地区

戦国時代後期から江戸時代前期に最盛期を迎えた石見銀山(いわみぎんざん)。「石見銀山遺跡とその文化的景観」として平成19年7月には世界文化遺産にも登録されていますが、その中心となった鉱山町が大森町。石見銀山は大森銀山とも呼ばれ、大森銀山地区の

熊谷家住宅

島根県大田市、世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録された石見銀山の大森ゾーン、大森代官所跡近くにある大森銀山地区最大の商家建築が熊谷家住宅。現存する建物は寛政12年(1800年)の寛政の大火後の再建で、部屋数が34もある総漆喰

いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)

戦国時代から江戸時代にかけて日本一の銀山として栄えた石見銀山(いわみぎんざん)。平成19年7月には世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録されましたが、銀山を治めた大森代官所跡に建つのが、いも代官ミュージアム(石見銀山資料館)です

羅漢寺

平成19年7月に世界文化遺産「石見銀山遺跡とその文化的景観」に登録された石見銀山の大森ゾーン(島根県大田市)で、明和3年(1766年)に創建された寺が羅漢寺。石見銀山の坑夫の霊を供養するために、江戸城大奥の女中などの寄進を受け、25年の歳月

下河原吹屋跡

石見銀山(島根県大田市)にある発掘調査によって初めて発見された江戸時代初期の銀精錬遺跡が下河原吹屋跡(しもがわらふきやあと)。室町時代、鉛を利用した灰吹法(朝鮮半島から伝えられた金銀の製錬方法)という銀を精錬する方法が確立され、シルバーラッ

世界文化遺産石見銀山周辺ゾーン・鞆ヶ浦

温泉津(ゆのつ)の北東にある天然の良港が鞆ヶ浦(ともがうら)。石見銀山の銀山地区から北西6kmに位置する中世の湊で、石見銀山の開発初期にあたる16世紀前半、銀や銀鉱石を九州・博多に積み出した湊。博多からの商船が来航し、繁栄しました。世界文化

世界文化遺産石見銀山周辺ゾーン・沖泊

温泉津(ゆのつ)から谷ふたつ北側にある天然の良港が沖泊。石見銀山から9km西に位置する湊(みなと)で、石見銀山の支配が毛利氏に移った16世紀後半、銀の積み出しと石見銀山への物資補給がこの沖泊の湊で行なわれました。温泉津沖泊道(銀山街道)とと

日本三大銀山とは!?

「黄金の国 ジパング」のイメージが強い日本ですが、実は江戸時代初期、日本の銀生産量は、年間150~190tで世界の銀の3分の1を占めるほどの「銀の国」。「銀の国」を支えた銀山が日本三大銀山と通称される延沢銀山(山形県)、生野銀山(いくのぎん

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!

モバイルバージョンを終了