北アルプスには冬の豪雪の影響で、夏でも雪渓が残ります(なかにも氷河と認定された雪渓も)。バス停や駐車場から徒歩2時間以内のハイキング・登山で到達できる「真夏の雪合戦」会場限定で、家族でカップルで真夏に手軽に雪にタッチできる3ヶ所を紹介します。
乗鞍大雪渓
場所:乗鞍岳東面・標高2700m付近
所在地:長野県松本市安曇鈴蘭
アプローチ:乗鞍高原の乗鞍高原観光センターから乗鞍畳平シャトルバスで、大雪渓・肩ノ小屋口下車
備考:マイカー規制が実施される県道乗鞍岳線(乗鞍エコーラン)で乗鞍山頂・畳平に向かう途中にあり、次のバス停の標高2716mバス停(降車のみ)は、公道の日本最高所、そして日本最高所のバス停です。例年4月下旬〜8月中旬頃にはスキーも可能
宿泊・売店など:夏山シーズンで晴れているなら30分ほど登山道を歩けば、山小屋の「肩の小屋」に到着(肩の小屋から畳平バスターミナルへは徒歩30分)。宿泊のほか食堂・売店も営業
白馬大雪渓
場所:後立山連峰・白馬岳東面(幅100m、長さ3.5km)
所在地:長野県北安曇郡白馬村北城
アプローチ:JR白馬駅から松本電鉄バス猿倉行きで27分、終点下車、白馬岳登山道(白馬大雪渓遊歩道)を徒歩1時間で白馬尻
備考:村営猿倉荘横の白馬岳登山口からスタートし、ブナ、トチなどの原生林を抜け、白馬岳山頂への登山道(白馬尻までは白馬大雪渓遊歩道と通称)1時間15分ほど歩くと、白馬大雪渓末端の白馬尻(大雪渓ケルンまではさらに徒歩15分)。車道終点の猿倉が標高1230m、白馬尻が1550mなので標高差は300mほど
大雪渓の末端ではクレバスに注意を、大雪渓の上では落石に注意が必要
宿泊・売店など:白馬尻には白馬館グループの山小屋「白馬尻小屋」も営業(7月中旬~10月上旬)し、うどんやカレーなども味わえ、オリジナルのグッズも販売
針ノ木大雪渓
場所:後立山連峰・針ノ木岳東面
所在地:長野県大町市平
アプローチ:立山黒部アルペンルートの大町側の入口、扇沢から針ノ木峠への登山道を1時間10分で大沢小屋。さらに40分ほど頑張ると針ノ木大雪渓の末端です(季節によって、年によって末端の位置は異なります)
備考:白馬大雪渓、剱沢雪渓とともに日本三大雪渓のひとつ。針ノ木峠(日本三大峠)、針ノ木岳への登山道を利用し到達します
宿泊・売店など:山小屋「大沢小屋」(昔ながらの山小屋の雰囲気を残した歴史のある山小屋)があり、針ノ木大雪渓の状況を確認できます(営業に関しては事前に確認を)
北アルプスの大雪渓で、真夏の雪合戦! | |
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