『そうだ 京都、行こう。』2024年秋のキャンペーン始動

JR東海では2024年9月21日(土)からJR東海の主な駅、首都圏などで「そうだ 京都、行こう。」2024年秋のキャンペーンのポスター掲示が始まり、首都圏・静岡地区などでは10月5日(土)~11月17日(日)の間、テレビCMも流されます。今秋は、『源氏物語・宇治十帖』の舞台、『宇治篇』で、『そうだ宇治、行こう。』です

2024年秋の中心となる舞台は、宇治・平等院

京都府宇治市、国宝の平等院鳳凰堂(びょうどういんほうおうどう)と浄土庭園の紅葉が織りなす風景や、曹洞宗の寺・興聖寺の参道・琴坂の趣ある紅葉などを愛でる旅です。

宇治は京と奈良を結ぶ街道の途中で、平安貴族たちの別荘地。
そこが『源氏物語・宇治十帖』の舞台ともなっています。

有名な平等院鳳凰堂は、藤原頼通(ふじわらのよりみち)が父・藤原道長の別荘として利用していた宇治殿を寺院に改めたもの。
当時、釈迦が入滅(にゅうめつ)してから2000年後は、釈迦の教えだけが残り、悟りも得られなくなるという末法思想(釈迦が説いた正しい教えが世で行なわれ、修行して悟る人がいる正法の時代が終焉する)が京の貴族たちに流行り、ちょうど平等院が開かれた永承7年(1052年)は、仏の教えが衰える末法初年にあたります。

そうした末法思想を背景に、極楽往生を願う浄土信仰が広まり、祈りの場として鳳凰堂が創建され、浄土思想に基づいた庭園が築かれたのです。

『そうだ 京都、行こう。』2024年秋のキャンペーンでは、【平等院×藤原道長・頼通】平安絵巻をめぐる切り絵御集印も用意され、旅を盛り上げてくれます。

さらに京都の紅葉の名所(計10ヶ所)で、事前に申し込んだ人限定(定員制)で、先行入場や時間外貸切で楽しむことのできる「秋の特別拝観」も実施。
対象となるのは、平等院、東福寺(早朝・夜間)、永観堂、東寺、建仁寺、醍醐寺、浄住寺、天龍寺塔頭宝厳院(たっちゅうほうごんいん)、嵐山祐斎亭、瑠璃光院で、各日、拝観者数には上限をあります。

また、『そうだ 京都、行こう。』キャンペーン30周年を締めくくる特別企画『そうだ 京都で、飲もう。』も予定されています。

『そうだ 京都、行こう。』2024年秋のキャンペーン始動
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
平等院

平等院

平安時代には、『源氏物語』光源氏のモデルといわれる左大臣源融(みなもとのとおる)の別荘でしたが、1052(永承7)年に藤原頼通が父・道長の別荘を寺に改め大伽藍を造営したのが、宇治の平等院。いずれの宗派にも属さない単立寺院で、その名は仏の救済

興聖寺

興聖寺

京都府宇治市にある曹洞宗の寺、興聖寺。宇治十二景「春岸の山吹」、「興聖の晩鐘」で知られた美しい寺。鎌倉時代に曹洞宗の開祖・道元が建立した興聖宝林寺が起こりで、日本における曹洞宗最初の寺。桜や紅葉、ツツジやサツキの名所でもあり、参道の琴坂の紅

 

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