『そうだ 京都、行こう。』2025年初夏編は、「初夏のしつらえ」がテーマ

JR東海『そうだ 京都、行こう。』初夏編の観光キャンペーンが、2025年5月30日(金)にスタート。テレビCMの放映も5月31日(土)に始まりました。今回のキャンペーンでは、「初夏のしつらえ」をテーマに京都の魅力を伝えるもの。今回のCMも柄本佑(えもとたすく)が旅人として声で登場しています。

「初夏のしつらえ」をテーマに京都の魅力を伝える

季節の移ろいに応じて住空間や装飾を丁寧に整える「しつらえ」の文化が根付いている京都。
整えられた「初夏のしつらえ」と美しい青もみじなどの初夏の緑が織りなす空間に身を置き、心安らぐひとときを楽しむというのが今回のテーマとなっています。

CMのロケ地は、臨済宗大本山妙心寺の塔頭(たっちゅう)のひとつ妙心寺天球院、そして京都の伝統的町家である重要文化財「杉本家住宅」など。

演出・撮影を手がけたのは、広告・芸術の両分野で国内外から高く評価される写真家で映画監督でもある上田義彦(うえだよしひこ/多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科教授)で、事前に決まった画角や構図にはとらわれず、現場の光や空気に呼応しながら、しつらえと初夏の緑が織りなす京都ならではの空間を切り取っている点にも注目を。

EXサービス(スマートEX、エクスプレス予約)会員向けの「EX旅先予約」で購入できる、「妙心寺天球院 方丈特別公開」(自由拝観)、妙心寺天球院「方丈・書院の特別公開」(僧侶の案内・絵はがき付)、「重要文化財」杉本家住宅 当主の案内付き特別貸切見学なども用意されています。

詳細や最新の情報などは、『そうだ 京都、行こう。』キャンペーン特設サイトで確認できます。

上田義彦監督 インタビュー

オファー時に『初夏のしつらえ』というテーマを聞いて、どのようにお感じになりましたか?

上田監督「すごくいいテーマだなと思いましたし、やりがいがあると思いました。『しつらえ』という言葉を耳にして、歴史や伝統、季節ごとの行事などを思い浮かべました。その上で日本にしかないもの、京都にしかないものを映像で表現することを意識しました」

監督はこの『しつらえ』という言葉をどのように解釈したのでしょうか?
上田監督「例えば、厳しい冬から春になった時の喜びがありますよね。そうした感情を道具や家具で表すことですかね。季節ごとに備えて、過ごしやすいように、暮らしやすいようにする工夫というか・・・、そんなことだと理解しています。今回の撮影でも、風を感じるのではなくて『風が見えるしつらえ』があり、それこそが京都ならではだと思いました。初夏になって障子を外し、家の中を風が通り抜けるようにして、御簾が揺れることで風が見えるのです。暑い風じゃなくて涼しい風に変わっていくのですね」

今回の動画で見て欲しいポイントや、気付いて欲しいシーンなどありますか?
上田監督「そのままの答えになってしまうのですが、通り抜ける風と光に照らされた新緑ですね。日本のどこにでもありそうな光景なのですが、やっぱり京都にしかないよねっていう。心を遊ばせるというか、目を喜ばせるというか、そんな風に楽しんでもらえると嬉しいです。改めて考えてみると、何千年も前から変わっていない人々の営み、ずっと続いてきた人々の暮らしがある場所に『しつらえ』があると思うのです。うまく言葉にできないのですが、そこには心地良い『品』のようなものがあるんですね。春夏秋冬にある『しつらえ』が、この先もずっと続いて欲しいと改めて思いました」

『そうだ 京都、行こう。』2025年初夏編は、「初夏のしつらえ」がテーマ
関連HP 『そうだ 京都、行こう。』キャンペーン特設サイト
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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