日本三大急登とは!?

日本三大急登とは!?

登山者などに日本三大急登と称されるのは、谷川岳・西黒尾根、甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根(南アルプス)、烏帽子岳・ブナ立尾根(北アルプス)の3ルートで、ひたすら登る過酷な登山道。ダントツのロングコースは、甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根ですが、勾配ではブナ立尾根がTOPの急登です。

谷川岳・西黒尾根|谷川連峰

所在地:群馬県利根郡みなかみ町湯桧曽
内容:天神平までの谷川岳ロープウェイが架かる以前の、谷川岳登山のメインルート
高度差:登山口は標高800mで、トマノ耳(1963m)まで1163m
所要時間:トマノ耳まで5時間10分(トマノ耳下に肩ノ小屋が営業)

谷川岳・西黒尾根

谷川岳・西黒尾根

群馬県(利根郡みなかみ町)・新潟県(南魚沼郡湯沢町)の県境(上越国境)にそびえる谷川岳。山頂・オキノ耳(1977m)の南、トマノ耳(1963m)から南へ派生し、谷川岳ロープウェイ土合口駅と至る稜線が西黒尾根。登山口は標高800mで、一気にト

甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根|南アルプス

所在地:山梨県北杜市白州町横手
内容:宗教登山時代に駒ヶ岳講が登拝に使った歴史ある登山道
高度差:登山口の竹宇駒ヶ岳神社は、標高770m、山頂が2967mなので、2197m
所要時間:9時間10分(途中に七丈小屋が営業)

甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根ルート

甲斐駒ヶ岳・黒戸尾根ルート

山梨県北杜市、甲斐駒ヶ岳の表登山道で甲斐駒ヶ岳を『日本百名山』に選定した深田久弥も「日本アルプスの中で一番つらい登り」と記したのが、黒戸尾根ルート。宗教登山時代に駒ヶ岳講が登拝に使った歴史ある登山道ですが、日本三大急登にも数えられるロングコ

烏帽子岳・ブナ立尾根|北アルプス

所在地:長野県大町市平
内容:「裏銀座」と呼ばれる槍ヶ岳を目指す人気の縦走コースの起点となる尾根登り(急登)
高度差:標高差1250m
所要時間:6時間10分(登り詰めた稜線に烏帽子小屋が営業)

烏帽子岳・ブナ立尾根

烏帽子岳・ブナ立尾根

長野県大町市と富山県富山市にまたがる、北アルプスの深部にある秀峰が、標高2605mの烏帽子岳(えぼしだけ)。「裏銀座」と呼ばれる槍ヶ岳を目指す人気の縦走コースの起点で、大町市側・高瀬ダムから稜線の烏帽子小屋へと登り詰めるブナ立尾根は、日本三

日本三大急登とは!?
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日本三大雪渓

日本三大雪渓とは!?

北アルプスの白馬大雪渓、針ノ木大雪渓、そして剱沢雪渓が日本三大雪渓と通称されています。白馬大雪渓に関しては文句ない規模ですが、実は剱岳には近年氷河だと認定された、日本最大の氷河、三ノ窓雪渓、さらに東北の飯豊山にも石転び沢雪渓があり、三大雪渓

日本三大峠とは!?

日本三大峠とは!?

峠とは、山と山の間、つまり、山の鞍部(あんぶ)のことで、隣村や隣国へは標高の低い峠道が自然発生的に生まれました。標高が高く、歴史的にも重要な3つの峠が日本三大峠で、奥秩父の雁坂峠(かりさかとうげ)、南アルプスの三伏峠(さんぷくとうげ)、北ア

日本三霊山とは!?

山そのものが神という信仰は古代から日本にありましたが、日本古来の古神道が修験道や仏教と融合し、中世には山岳信仰として隆盛します。雪を被った高嶺は霊山として崇められましたが、日本を代表する3つの霊山が、「日本三霊山」。富士山、白山、立山の三山

 

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日本全国を駆け巡るプレスマンユニオン編集部。I did it,and you can tooを合い言葉に、皆さんの代表として取材。ユーザー代表の気持ちと、記者目線での取材成果を、記事中にたっぷりと活かしています。取材先でプレスマンユニオン取材班を見かけたら、ぜひ声をかけてください!

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