毎年5月4日〜5月5日、滋賀県守山市の下新川神社(しもにいかわじんじゃ)で『すし切り祭り』が行なわれます。幸津川(さづかわ)町の下新川神社の例祭。毎年5月5日に本祭『すし切り神事』が行なわれます。前日の5月4日は宵宮で、夜中に若者が集まり、太鼓を4人で担ぎ、太鼓を打ちながら賑やかに村中を練り歩きます。
古式に従って、神供えの鮒鮨を調理
下新川神社の氏子は幸津川町で1番組から6番組に分かれていて、そのうちの1つの組が渡番として「すし切り役」や「板直し役」を担当。
すし切り神事は、祭神である豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が琵琶湖を渡った時、村人が琵琶湖で獲れた鮒(ふな)の塩漬けを献上したのが起源といわれ、国の無形民俗文化財に選択されています。
5月5日13:00〜は、当番の若者2名が裃(かみしも)姿で古式に従って、神供えの鮒鮨(ふなずし)を調理して供えます。
真魚箸という鉄製の箸と包丁を両手に持ち、神前で厳かにまな板の上の鮒鮨を切ります。
すし切り行事は、元服した長男が行なうことになっており、家や男子、長男が重んじられた古いしきたりが、色濃く残されているのです。
すし切りの儀式が終了すると「諫鼓の舞い」(かんこのまい)と呼ばれる踊りを舞い、「長刀踊り」(なぎなたおどり)が奉納されます。
下新川神社『すし切り祭り』|守山市 | |
開催日時 | 毎年5月4日〜5月5日 |
所在地 | 滋賀県守山市幸津川町1356 |
場所 | 下新川神社 |
電車・バスで | JR琵琶湖線守山駅から近江バス小浜・あやめ浜行きで下新川神社前下車すぐ |
ドライブで | 名神高速道路栗東ICから約13km |
問い合わせ | 守山市観光物産協会 TEL:077-582-1266 |
掲載の内容は取材時のものです、最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag