佐嘉神社

佐嘉神社

佐賀県佐賀市にある佐賀藩10代藩主・鍋島直正、11代藩主・鍋島直大を祀り、昭和8年創建という比較的に新しい神社が佐嘉神社(さがじんじゃ)。10代藩主鍋島直正は、幕末期の佐賀藩の地位を高めた名君として譽れ高く、その子・直大は明治維新では新政府軍に与して活躍しています。

幕末の名君・鍋島直正鍋島直大を祀る

佐嘉神社

鍋島直正は全国でも先駆けて西洋文明を藩政に取入れた人物。
清国とイギリスとの間で起こったアヘン戦争(1840年~1842年)やオランダからの開国勧告(1844年)などの切迫した状況を反映し、長崎警備を担った佐賀藩では鍋島直正の命で独自の兵制改革や反射炉築造、大砲鋳造などを行なうとともに、蘭学の奨励もはかり、種痘を自分の息子・直大に試しその有効性を証明するなど、医学や理化学の発達にも貢献しています。
大隈重信、江藤新平らの人材が輩出したのも、佐賀藩の進取の風土があったから。

佐賀藩最後の藩主、鍋島直大も父の意志を継承し、人材の育成、科学の研究の発展に尽力し、版籍奉還後は、元老院議官や貴族院議員、宮中顧問などを歴任し、侯爵の爵位を受けています。

明治6年、鍋島直正の遺徳を讃え、松原神社(鍋島家の始祖・鍋島直茂を祀る神社)に南殿を造営して直正を祀ったのが始まりで、昭和8年に現社地に社殿を創建し、遷座したもの。
昭和36年からは松原神社と佐嘉神社の運営も一体化しています。

佐嘉神社を1番社に、2番社・松根社、3番社・松原神社、4番社・佐嘉荒神社、5番社・松原恵比須社、6番社・松原稲荷神社、7番社・松原河童社、8番社・松原梛木社と境内社などを巡拝する「八社詣巡り」をすると、大願成就するといわれています。

佐嘉神社
名称 佐嘉神社/さがじんじゃ
所在地 佐賀県佐賀市松原2-10-43
関連HP 佐嘉神社公式ホームページ
電車・バスで JR佐賀駅から佐賀市営バス片田江方面行きで8分、佐嘉神社前下車、すぐ
ドライブで 長崎自動車道佐賀大和ICから約9km
駐車場 佐嘉神社駐車場(100台/無料)
問い合わせ 佐嘉神社 TEL:0952-24-9195/FAX:0952-24-9196
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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