陶山神社

陶山神社

佐賀県西松浦郡有田町、町を見下ろす高台に万治元年(1658年)、有田皿山代官の命により伊万里の神之原八幡宮から分霊を勧請して創建したのが陶山神社(すえやまじんじゃ)。石段を上ると参道に白磁に唐草模様が描かれた美しい大鳥居が目に入りますが、明治21年に陶工たちが寄進したもので、国の登録有形文化財。

授与品のお守りは磁器製、絵馬は陶磁器製!

陶山神社は、応仁天皇を主神に鍋島直茂や李参平も祀っている有田の総鎮守。
明治以前は、有田皿山宗廟八幡宮で、有田皿山宗廟は、皿山代官管轄下を代表する社の意です。
「とうざんじんじゃ」とも通称されますが、あくまで正式名は「すえやまじんじゃ」。

有田のシンボルとして知られる陶山神社の大鳥居は、高さ3.7mの明神鳥居(笠木の下に島木があって反りが加えられた鳥居)で、青藍色(せいらんいろ)の顔料・呉須(ごす)で唐草文様が描かれ、有田焼による大規模磁器製作の技術が発揮されています。

大鳥居のほかにも日本で初めて磁器が焼かれた有田らしく、有田焼の技術の粋が詰まった磁器製の狛犬、磁器製大水瓶、青銅製燈籠(国の登録有形文化財)、日本一の青銅狛犬(国の登録有形文化財)、磁器製玉垣(国の登録有形文化財)などが奉納され、陶祖李参平碑(李参平=朝鮮出身の陶工で有田焼の祖)、江越禮太記念碑(江越礼太=国内初の陶器工芸学校「勉脩学舎」)を設立)、深川六助記念碑(町おこしの先駆者)が立ち、窯業にたずさわる人々の信仰の深さを感じられます。
また、芸術的価値の高い奉納物が多いことから、「野外美術館」とも称されています。

社務所では干支のミニお守りなど磁器製のお守りは、神社内の宗廟窯で焼かれたもの。
絵馬も珍しい陶磁器製で明治時代に描かれた「有田皿山宗廟八幡宮」が描かれています。

参道を佐世保線が通り抜けていますが、遮断器のない踏切があることが『ナニコレ珍百景』(テレビ朝日系)で「スリル満点の神社」として取り上げられたことも。

画像協力/佐賀県観光連盟

陶山神社
名称 陶山神社/すえやまじんじゃ
所在地 佐賀県西松浦郡有田町大樽2-5-1
関連HP 陶山神社公式ホームページ
電車・バスで JR上有田駅から徒歩15分
ドライブで 西九州自動車道波佐見有田ICから約5km
駐車場 10台/無料
問い合わせ 陶山神社 TEL:0955-42-3310/FAX:0955-42-3317
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
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