徳川秀忠公誕生の井戸

徳川家康の第3子で、徳川第2代将軍(在職1605年~1623年)となった徳川秀忠(幼名・長丸)の産湯の井戸が浜松市街にある徳川秀忠公誕生の井戸。現在は遠州鉄道遠州病院駅前の交番裏手にありますが、本来の場所は50mほど西。家康の下屋敷があり、側室の一人、西郷局(さいごうのつぼね)がこの屋敷で出産したと伝えられています。

徳川秀忠の産湯の井戸と伝えられる

ただし長丸(徳川秀忠)が生まれたのは下屋敷ではなく、浜松城内の二の丸の北であるとする説もあり、定かでありません。
秀忠の産土神(うぶすながみ)は、五社神社・諏訪神社。

西郷局

秀忠の母、西郷局(お愛の方)は、遠江国の戸塚忠春の娘で、夫に先立たれた未亡人。
家康家臣の西郷義勝(三河国の東端・東三河八名郡の出)の継室となりますが、義勝が竹広合戦で命を落とすと、17歳という若さと美貌から1578(天正6)年、西川城主・西郷清員(酒井忠次の妹婿)の養女として浜松城の上がり、徳川家康の奥勤めの侍女となったもの。
翌1579(天正7)年、長丸(秀忠)が誕生。
西郷局は38歳で駿府城にて病没。院号は宝台院
静岡市葵区常磐町2丁目の宝台院は菩提寺。

徳川秀忠公誕生の井戸
名称徳川秀忠公誕生の井戸/とくがわひでただこうたんじょうのいど
所在地静岡県浜松市中区常盤町
関連HP浜松市公式ホームページ
電車・バスでJR浜松駅駅から徒歩11分。または、遠州鉄道鉄道線遠州病院駅から徒歩すぐ
ドライブで東名高速道路三方原スマートICから約5km
駐車場浜松城公園駐車場(55台/1時間30分まで無料、以降有料)
問い合わせ浜松市企画調整部広聴広報課 TEL:053-457-2021
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浜松城

1570(元亀元)年、武田信玄の西侵に備えるため、徳川家康は本拠地を三河国岡崎城(現・愛知県岡崎市)から遠江国浜松荘へ移します。さらに当時の地名、曳馬という名が「馬を引く」(敗北)に通じることから浜松荘(荘園の名)に因んで浜松と改めています

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