瀬尻の段々茶園

瀬尻の段々茶園

静岡県浜松市天竜区龍山町、天竜川沿いにあるのが、瀬尻の段々茶園。静岡県棚田等十選に選定された茶畑で、急峻な地形だから一段一段、手摘みで茶を収穫しています。生産者の藤原さんが昭和8年頃から25年を掛けて造成。標高差110mで、0.4haに40枚の棚が広がっています。

最大傾斜は65度という急斜面に築かれた棚田

瀬尻の段々茶園

最大傾斜は65度にも及び、個人が25年の歳月を掛けて石を積み上げ茶畑を造ったと考えると気が遠くなる棚田。
現在も個人所有のため、茶畑への立ち入りは厳禁。
天竜川の対岸から全容を望むことが可能なので、国道152号沿いの浜松市龍山森林文化会館に車を停め、マナーを守って見学を。
一番茶の茶摘みは例年4月中旬~ゴールデンウィークで、下段から上段に向けて行なわれています。
一帯の瀬尻国有林(旧御料林)には昭和36年まで人力のブレーキで軌道を下る瀬尻森林鉄道(昭和4年開通)が走っていた場所です。

対岸の日入沢石仏群(ひるさわせきぶつぐん)は秋葉街道途中にある石仏群です。

「静岡県棚田等十選」選定地区

・石部の棚田(松崎町)/2.0ha/1000枚
・入間の段々畑(南伊豆町)/3.5ha/500枚
・筏場のわさび田(伊豆市)/14.7ha/1500枚
・柚野の棚田群(富士宮市)/10.2ha/266枚
・俵沢のつづら折り茶園(静岡市)/5.0ha/125枚
・倉沢の棚田(菊川市)/3.5ha/2742枚
・大栗安の棚田(浜松市天竜区)/7.4ha/481枚/日本の棚田百選
・瀬尻の段々茶園(浜松市天竜区)/0.4ha/40枚
・久留女木の棚田(浜松市北区)/4.0ha/800枚/日本の棚田百選
・兎荷の棚田(浜松市北区)/1.3ha/200枚

瀬尻の段々茶園
名称 瀬尻の段々茶園/せじりのだんだんちゃえん
所在地 静岡県浜松市天竜区龍山町瀬尻
関連HP しずおか棚田・里地くらぶ公式ホームページ
ドライブで 浜松浜北ICから約26km
駐車場 なし/浜松市龍山森林文化会館駐車場を利用
問い合わせ 龍山協働センター TEL:053-966-2111
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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