油田の里公園・相良油田資料館

油田の里公園・相良油田資料館

静岡県牧之原市菅ケ谷にある太平洋側唯一の油田、相良油田の歴史を今に伝える公園が油田の里公園。公園内には手掘り井戸小屋が復元され、「相良油田資料館」には手掘り井戸小屋の内部ジオラマが用意され、石油を手掘りした明治時代の掘削の様子がよくわかります。

公園内には手掘り井戸小屋も復元

油田の里公園・相良油田資料館
復元された手掘り井戸小屋の内部

相良油田観光くり園に隣接する相良油田油井は、昭和25年開坑の相良油田で最後の石油坑を保存したもの(相良油田は昭和30年に産油を終了)。
その道を隔てた南側にあるのが油田の里公園で、中心施設が相良油田資料館。
公園内には手掘り井戸小屋も復元されています。

資料館の館内では、ジオラマで踏鞴(たたら)で井戸の底に空気を送り込み、石油を組み上げる様子が再現されるほか、模型と映像で石油を汲み出す様子を紹介するファンタスビジョン「相良油田物語」、相良油田周辺の地形の模型などで、相良油田を詳しく学ぶことができます。

周辺には採掘で犠牲になった22人を祀る坑山神社、日本で最初に機械掘りの採掘に成功した油田跡の庄八屋敷跡などがあり、明治17年の最盛期に、240の坑からドラム缶3600本を採油し、600人が働いたという油田の歴史を学ぶことができます。

『週刊少年ジャンプ』連載で、アニメ化もされた『Dr.STONE』(ドクターストーン)で、石油を手に入れるために登場するのが相良油田で、手掘り小屋、相良油田石油坑も登場しています。

相良油田石油坑、そして相良油田資料館の所蔵物は、経済産業省の近代化産業遺産「新潟など関東甲信越地域で始まった我が国近代石油産業の歩みを物語る近代化産業遺産群」に相良油田関連遺産として認定されています。

油田の里公園・相良油田資料館
名称 油田の里公園・相良油田資料館/ゆでんのさとこうえん・さがらゆでんしりょうかん
所在地 静岡県牧之原市菅ヶ谷2525-1
関連HP 牧之原市公式ホームページ
電車・バスで JR藤枝駅から静鉄バス相良営業所行きで58分、終点下車、タクシーで5分
ドライブで 東名高速道路相良牧之原ICから約9km
駐車場 50台/無料
問い合わせ 相良油田資料館 TEL:0548-87-2525
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。
相良油田油井

相良油田油井

静岡県牧之原市菅ケ谷にある太平洋側唯一の油田という、相良油田(さがらゆでん)の掘削した井戸の跡が相良油田油井(さがらゆでんゆせい)。明治5年、海老江村(えびえむら=現在の牧之原市大江地区)で石油の露頭が発見されたのがことの起こりで、翌年、菅

 

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