不知沼(シラヌタの池)

不知沼(シラヌタの池)

静岡県賀茂郡東伊豆町、天城山系・万三郎岳(1405.6m)を源とする川久保川の上流部、標高640mほどに位置するのが不知沼(シラヌタの池)。不知沼と書いて「しらぬたぬま」と読ませるように、幻の沼的な存在。伊豆半島ジオパークのジオサイトになっています。

地すべりで誕生した凹地が、神秘的な沼に

不知沼(シラヌタの池)

国土地理院の2万5000分の1地形図にも水部として表されておらず、地形図的にも「不知」の存在。
北側にはシラヌタの大杉、おばけ杉が茂るなど、周囲は天城の原生林です。
シラヌタという地名には、知られざるヌタ場(沼田場=イノシシやシカなどの動物が、体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために地面に体を擦り付ける場)という意味合いも推測されますが、池畔には動物の足跡も。

20万年前まで火山活動を続けた天城火山が浸食の過程で起こった地すべりによって凹地が生まれ、そこに水がたまって池となったもの。
地形図で川久保川上流部の感嘆符(!)のマークのような記号が付いた部分が地すべりの跡。
川に並走する林道のヘアピンカーブ部分の山側が、崩落崖(標高780m〜750m)です。
5月下旬〜6月上旬には、モリアオガエルの卵(泡巣)を観察できます。
八丁池の開発を逃れ、モリアオガエルが八丁池からこの不知沼(シラヌタの池)と逃げてきたともいわれ、その環境がいかに保たれているかの照明にもなっています。

「シラヌタの池とその周辺の生物相」は、静岡県の天然記念物にも指定。

林道途中の遊歩道入口(駐車スペースは2台分)から遊歩道を600mほど歩きますが、沢への下りはかなりの急斜面で、歩行には十分注意が必要です。
さらに川久保川を渡る吊橋があり、台風後の増水で橋が破損しているケースもあるので、事前に東伊豆町役場に確認後、入山を。

不知沼(シラヌタの池)
名称 不知沼(シラヌタの池)/しらぬたぬま(しらぬたのいけ)
所在地 静岡県賀茂郡東伊豆町奈良本
関連HP 伊豆半島ジオパーク推進協議会公式ホームページ
ドライブで 西湘バイパス石橋ICから約75km
駐車場 2台/無料
問い合わせ 東伊豆町観光産業課 TEL:0557-95-6301
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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