静岡県静岡市駿河区南町、JR静岡駅南口広場のルノワールの彫刻像《勝利のヴィーナス》、《洗濯する女》近くに配されているのが、プラモニュメント「模型の世界首都 静岡」。静岡市の観光交流人口の増加を目的としたプロジェクト「静岡市プラモデル化計画」第1弾で設置されたもの。
人型の前に立てばプラモデルの組立部品の一部に!
徳川家康公之像、竹千代君・今川義元公像が配され、タクシーやバスが多数発着する静岡駅北口広場に比べてやや地味で、裏口的な雰囲気のある南口ですが、南口広場にはルノワールの彫刻像も配されて、落ち着いたアートな雰囲気の玄関口に。
その一角、静岡駅を背にして立つのがプラモニュメント「模型の世界首都 静岡」。
「静岡市プラモデル化計画」の映えあるNO.001に輝くのが、プラモニュメント「模型の世界首都 静岡」。
まさに「静岡市プラモデル化計画」の宣言となるモニュメントで、人物部分の前に自分が立てば、プラモデルの部品の中に組み込まれたかたちでの写真が撮影できる仕組み。
静岡市内には、機動戦士ガンダムのプラモデルで知られるバンダイスピリッツの主力工場も静岡市葵区に立地するなど、バンダイ、タミヤ(田宮模型)、青島文化教材社など世界的にも有名なプラモデルメーカーの本社、工場があり、プラモデル出荷額183億4300万円(平成29年)とプラモデルの国内生産の8割以上を占める「プラモデルの町」。
徳川家康が余生を過ごす地と選んだ駿府(静岡市)には、久能山東照宮の建築などもあって、江戸時代に全国から木工職人が集まり定住した歴史的背景があり、木製の模型製造が盛んでした。
第二次世界大戦後、アメリカ製プラモデルの輸入が始まると、素材も木からプラスチックへの転換が進み、国内模型産業を牽引する生産地へと発展したのです。
「模型の世界首都 静岡」をPRするため、静岡市は博報堂グループ(博報堂ケトル、静岡博報堂)と連携して、市内各地にプラモニュメントが設置を進め、日本郵便と協力し、静岡市役所敷地内の郵便ポストをプラモデル型に変身、さらにNTT西日本との連携で静岡駅コンコースにプラモデル型公衆電話も誕生しています。
そのなかで、SNSでの「映え」を狙って設置されたのが、このプラモニュメント「模型の世界首都 静岡」です。
ちゃんと人型の前にお立ち台も設置されているので、ファミリーならぜひ記念撮影にチャレンジを。
ちなみにプラモニュメント「模型の世界首都 静岡」は、色違いの赤色バージョンが、ツインメッセ静岡に設置されています。
プラモニュメント「模型の世界首都 静岡」 | |
名称 | プラモニュメント「模型の世界首都 静岡」/ぷらもにゅめんと「もけいのせかいしゅと しずおか」 |
所在地 | 静岡県静岡市駿河区南町15 |
関連HP | 静岡市公式ホームページ |
電車・バスで | JR静岡駅から徒歩すぐ |
ドライブで | 東名高速道路静岡ICから約4km |
駐車場 | 周辺の有料駐車場を利用 |
問い合わせ | 静岡市市街地整備課 TEL:054-221-1413 |
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。 |
最新情報をお届けします
Twitter でニッポン旅マガジンをフォローしよう!
Follow @tabi_mag