浄念寺
新潟県村上市、旧城下の寺町にある浄土宗の寺、浄念寺。現存する本堂は、江戸時代後期の文化15年(1818年)の築で、村上では珍らしい白壁土蔵造りで国の重要文化財。土蔵造りの本堂としては日本最大。芭蕉と曽良も『奥の細道』の途…
新潟県村上市、旧城下の寺町にある浄土宗の寺、浄念寺。現存する本堂は、江戸時代後期の文化15年(1818年)の築で、村上では珍らしい白壁土蔵造りで国の重要文化財。土蔵造りの本堂としては日本最大。芭蕉と曽良も『奥の細道』の途…
宮城県登米市の登米大橋近くにあるのが芭蕉翁一宿之碑。松尾芭蕉が『奥の細道』途中、登米の検断屋敷に宿泊したことを記念して昭和9年に建立された石碑。『奥の細道』に、「戸伊摩といふ所に一宿して、平泉に到る」と記されています。石…
山形県尾花沢市にある天台宗の寺、養泉寺。本尊の聖観世音菩薩は、最澄に師事した円仁(えんにん=慈覚大師)作と伝えられています。『奥の細道』の途中、尾花沢で紅花取引で財を成した鈴木清風(鈴木八右衛門)を訪ねた芭蕉は、10泊を…
山形県尾花沢市にある『奥の細道』で10日間滞在した松尾芭蕉の足跡を紹介する資料館が芭蕉・清風歴史資料館。建物は旧丸屋・鈴木弥兵衛家の店舗と母屋(江戸時代末期の中門造りの酒屋)を、豪商・鈴木清風(島田屋・鈴木八右衛門)の邸…
石川県加賀市の山中温泉にある共同湯が山中温泉総湯菊の湯。1300年前、北陸行脚で江沼国菅生神社に参拝中の僧・行基が発見したと伝えられる古湯、山中温泉。その総湯が菊の湯で、『奥の細道』途中に山中温泉に8泊し湯に浸かった芭蕉…
石川県加賀市の山中温泉にある景勝地、鶴仙渓(かくせんけい)に架る橋が黒谷橋(くろたにばし)。元禄2年8月1日(1689年9月14日)、松尾芭蕉は『奥の細道』途中で、山中温泉逗留中、黒谷橋を訪れています。現在の橋は昭和5年…
石川県加賀市、山中温泉の景勝地、鶴仙渓(かくせんけい)に架かる現在では珍しい総檜造りの複方杖橋(桁を支える方 杖を二重に組んだ橋)。橋の名は、峡谷の断崖を通る道(行路)が危険だったために「行路危」(こおろぎ)と呼ばれたと…
山形県米沢市にそびえる西吾妻山(2035m)北面、火焔滝(ひのほえのだき)を源流に、山形県を北上し、酒田市で日本海に注ぐ長大な河川が最上川(もがみがわ)。幹川流路延長は229kmで、木曽川と並んで日本第7位、流域面積70…
福島県福島市、飯坂温泉に9ヶ所ある共同湯(共同浴場)のなかでもっとも有名なのが鯖湖湯(さばこゆ)。元禄2年5月2日(1689年6月18日)、『奥の細道』途中の松尾芭蕉、曾良が入浴したと推測されるのもこの鯖湖湯だといわれて…
福島県福島市飯坂町にある古湯が飯坂温泉(いいざかおんせん)。秋保温泉(あきうおんせん/宮城県仙台市)、鳴子温泉(宮城県大崎市)とともに、「奥州三名湯」にも数えられています。その歴史は古く、開湯については神話の時代まで遡る…
宮城県塩竈市、陸奥国一之宮の鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は表参道の表坂、東参道の裏坂、七曲坂、社人道という4つの参拝路があります。表坂は、男坂とも呼ばれ202段の石段でできている表参道。表参道にある石鳥居は、仙台藩4代藩…
宮城県塩竈市、鹽竈神社(しおがまじんじゃ)境内、左右宮拝殿前にある文治の燈籠は、文治3年(1187年)に鹽竈神社を崇敬する奥州藤原三代・藤原秀衡(ふじわらのひでひら)の三男、藤原忠衡(ふじわらのただひら=泉三郎忠衡)によ…
宮城県大崎市、鳴子温泉から出羽国新庄領へ向かう出羽街道中山越(でわかいどうなかやまごえ)は、藩政時代に交通の要衝だった場所。吉岡宿(現・大和町)で奥州街道から分岐し、新中田、岩出山、尿前の関( しとまえのせき)…
宮城県大崎市の鳴子温泉にある江戸時代の関所の跡が尿前の関(しとまえのせき)。尿前の関は、山形に至る出羽街道(でわかいどう)の関所で、最上(もがみ)と伊達(だて)両氏の対立が続いていたことから、人馬や物資の出入りを厳しく取…
宮城県白石市の坂上田村麻呂を祀る田村神社の境内にあるお堂が甲冑堂。堂内に源義経の家来、佐藤継信(さとう つぐのぶ)・忠信兄弟が着用したという甲冑が安置されていることが名の由来で、それを目的に、松尾芭蕉と曾良は、『奥の細道…
宮城県松島町、松島観光の中心となる松島海岸のすぐ南にある小島の雄島(おしま)は、瑞巌寺の寺領で、全島が幽玄な雰囲気の漂う霊場。中世の松島は「奥州の高野」と称されたと死者供養の霊場でもあったため雄島の周囲には数多くの岩窟が…
富山県黒部市の生地(いくじ)地区は、黒部川扇状地の末端にあたり、豊富な湧き水が自噴する地。「黒部川扇状地湧水群」として環境省の名水百選にも選定されています。経妙寺に境内に湧くのが清水庵の清水(しょうず)。『奥の細道』途中…
山形県最上郡最上町と尾花沢市の境に位置する標高470mの峠が山刀伐峠(なたぎりとうげ)。最上地区と尾花沢を結ぶ山越えの古道で、『奥の細道』で松尾芭蕉もこの峠を越えて山寺へと向かっています。かつては難所といわれ、当時は案内…