【知られざるニッポン】vol.51 七福神めぐりのルーツは京都にあり!
七福神めぐりは、寺社に祀られる七福神の神々の力をもって福運を授かろうとする民衆の願い。新春に巡拝すれば「七難即滅(しちなんそくめつ)、 七福即生(しちふくそくしょう)」(難を滅ぼし福を呼ぶ)極まりなしといわれています。そ…
七福神めぐりは、寺社に祀られる七福神の神々の力をもって福運を授かろうとする民衆の願い。新春に巡拝すれば「七難即滅(しちなんそくめつ)、 七福即生(しちふくそくしょう)」(難を滅ぼし福を呼ぶ)極まりなしといわれています。そ…
京都府宇治市にある黄檗山萬福寺(おうばくさんまんぷくじ)。江戸時代初期に明から来日した黄檗宗の開祖・隠元がもたらした中国風の伽藍が、禅宗らしい凛とした空気の中にも優美な雰囲気を醸し出していますが、その玄関ともいえるのが天…
寛弘元年(1004年)、雌鹿の皮を常に身につけていたことから、皮聖(かわひじり)と呼ばれた行円が創建したのが京都市中京区にある天台宗の寺、革堂(行願寺)。境内にある寿老人神堂には日本最古の七福神といわれる『都七福神』の寿…
踊り念仏で知られる空也創建の京の名刹、六波羅蜜寺(ろくはらみつじ)。江戸時代までは大伽藍を有していましたが、明治初年の神仏分離、廃仏毀釈で寺域を大幅に縮小し、今では本堂、弁財天堂(弁天堂)、宝物収蔵庫のみとなっています。…
世界文化遺産「古都京都の文化財」の構成資産でもある東寺(教王護国寺)。国宝・御影堂(みえいどう)の南側に位置する毘沙門堂(びしゃもんどう)は、天元元年(978年)倒壊した羅城門の上層から食堂に移されていた兜跋毘沙門天像(…
京都市左京区にある日蓮宗の寺、松崎山(しょうさきざん)妙円寺。江戸時代初期の元和2年(1616年)、本涌寺(関西で初めて日蓮宗の檀林=松ヶ崎檀林、現・涌泉寺)内に建てられた日英の隠居所に始まる寺ですが、松ヶ崎大黒天(「松…
西国三十三所の第19番札所が革堂(こうどう)と通称される行願寺(ぎょうがんじ)。平安時代の寛弘元年(1004年)創建という京の古刹です。創建当時は一条通りに建っていましたが豊臣秀吉の京の都市改革よって天正18年(1590…
修学院離宮(しゅがくいんりきゅう)にほど近い天台宗の寺で、比叡山延暦寺の別院が赤山禅院(せきざんぜんいん)。円仁(えんにん=慈覚大師)の遺命により仁和4年(888年)、天台座主・安慧(あんね)が創建。京都御所から見て表鬼…
応和3年(963年)に空也上人(醍醐天皇第二皇子)が開いた真言宗智山派の古刹が六波羅蜜寺で、西国三十三所第17番札所。平安後期には平忠盛が塔頭寺院に滞在したことから、平清盛、重盛は広大な寺域に京滞在の館を築いています。重…