岩木山「黒うさぎ」(竜の子)雪形
津軽富士と呼ばれる青森県の最高峰、岩木山(1624.6m)。岩木山は「雪形の棲む山」として日本一と称賛したのは山岳写真家で、『山の紋章・雪形』の著者、田淵行男。雪解けで岩肌がウサギに見える「黒うさぎ」(竜の子)のほか、田…
津軽富士と呼ばれる青森県の最高峰、岩木山(1624.6m)。岩木山は「雪形の棲む山」として日本一と称賛したのは山岳写真家で、『山の紋章・雪形』の著者、田淵行男。雪解けで岩肌がウサギに見える「黒うさぎ」(竜の子)のほか、田…
福島市の西方にそびえる成層火山で妻連山の中核、吾妻小富士(1707m)。北東斜面に現れるのは「雪うさぎ」と通称される種まきうさぎ。雪解けとともにウサギの形に雪渓が残り、農業開始の指針とされてきたことから種まきうさぎとして…
秋田県では秋田富士、山形県では出羽富士と呼ばれる鳥海山(2236m)。雪形としては鳥海山の南麓、山形県側からの「種まきじいさん」が有名ですが、近年、秋田県にかほ市から眺めると、パンダの雪形が出現すると話題になっています。…
山形県、秋田県の県境に位置する鳥海山(2236m)。鳥海山南麓、山形県酒田市、遊佐町(ゆざまち)などから眺めると、雪解けの山肌が種を撒く爺さんの姿に見える雪形が、種まきじいさん。例年4月下旬〜5月上旬から出現し、ちょうど…
春の農作業の開始時期を里人に告げる雪形。北アルプスでは白馬岳の山名の由来となった代掻き馬(しろかきうま=代馬)が有名ですが、常念岳(2857m/長野県安曇野市・松本市)では、前常念岳南側の谷に5月中旬〜5月下旬に雪渓とな…
白馬岳、蝶ヶ岳など、北アルプスには雪形が山名になっているものがありますが、安曇野から眺めるピラミッド型の山容が印象的な常念岳(2857m/長野県安曇野市・松本市)もその派生。春先に前常念岳(2661.9m/安曇野市)の東…
春の農作業開始の目安にしたという雪形。北アルプス白馬岳の代掻き馬(しろかきうま→代馬→白馬)が有名ですが、富士山にも農鳥(のうとり)といわれるまさに農業の目安になる鳥が現れます。例年、5月中旬頃、富士山の山梨県富士吉田側…
山梨県(南巨摩郡早川町)と静岡県(静岡市葵区)の境、北岳(3193m)、間ノ岳(3189.5m)とともに白峰三山の一つに数えられるのが農鳥岳(のうとりだけ)。南アルプス(赤石山脈)の大井川源流部に連なる日本最高標高の山並…
長野県白馬村、白馬三山を源流に清冽な雪融け水が集まる松川(姫川水系)。有名な白馬大雪渓の水も松川となって流れ出ています。その松川のに架かるのが白馬大橋で、白馬三山のビューポントとなっているため、「日本の道100選」にも選…
北アルプス、後立山連峰(うしろたてやまれんぽう)の五竜岳。遠見尾根には白馬五竜テレキャビンが架かっていますが、その五竜岳の山頂に4月上旬から5月中旬と比較的に長い期間現れるのが「武田菱」の雪形。「武田菱」とは、菱形四つを…
北アルプスの名峰・白馬岳(しろうまだけ/2932.5m)。標高こそ3000mに満たないものの、冬場の厳しい気候などを反映して白馬大雪渓などの雪渓が多く、アルピニスト憧れの山のひとつに。その白馬岳の「白馬」という名の由来に…
雪形(ゆきがた)とは、春に山腹に残雪と黒い岩肌とのコントラストで、鳥や馬の形が現れ、農耕開始の指針にするもの。駒ヶ岳、蝶ヶ岳、農鳥岳などの山名はこの雪形に由来するものがほとんど。妙高山では、妙高市側から眺める「跳ね馬」が…
長野オリンピックでジャンプなどの会場となった長野県白馬村(はくばむら)。 マンホールに描かれる絵柄は、山麓から眺めた北アルプス白馬三山とカタクリです。