秋の高山祭|高山市

秋の高山祭

毎年10月9日〜10月10日、岐阜県高山市で『秋の高山祭』が行なわれます。秋の『高山祭』(八幡祭/国の重要有形民俗文化財)は櫻山八幡宮の例祭で、日枝神社の例祭(毎年4月14日〜4月15日)と合わせて『高山祭』と呼ばれ、日本三大美祭、日本三大曳山祭にも数えられています。

毎年10月9日〜10月10日は『秋の高山祭』

【高山市公式YouTubeチャンネル】 飛騨高山 高山祭

高山城下町北半分の氏神となる櫻山八幡宮の例祭で、安川通り北側に11基の屋台が登場。
「動く陽明門」とも称される祭り屋台が町を巡る曳き廻し、巧みな人形の動きを披露する布袋台(ほていたい)のからくり奉納などがあり、見物人から歓声が上がります。

神楽台(かぐらたい)は、宝永5年(1708年)の築で、文化12年(1815年)に大改造、嘉永年間(1848年〜1854年)の修理を経て、明治37年に現在の台形に改造(昭和9年、昭和41年修理)。
布袋台、金鳳台(きんぽうたい)、鳩峯車(きゅうほうしゃ)、神馬台(じんまたい)、仙人台(せんにんたい)、行神台(ぎょうじんたい)、宝珠台(ほうじゅたい)は江戸時代中期、大八台(だいはちたい)、豊明台(ほうめいたい)、鳳凰台(ほうおうたい)は江戸時代後期からのものが現存しています。

10月9日・10日とも、からくり奉納を披露する布袋台は八幡宮境内で(1日2回奉納)、他の10基の屋台は表参道に登場。
布袋台のからくり奉納は、2体の唐子が棒を渡って布袋様に飛び移り、布袋様が軍配を一振りする巧妙なからくりが見どころ。
屋台曳き廻しは10月9日午後で4基の屋台が町を巡行します(4基のうち神楽台・鳳凰台は毎年登場し、残る2基は布袋台を除く屋台から交代で参加)

闘鶏楽(とうけいらく)、裃姿(かみしもすがた)の警固など伝統の衣装を身にまとった総勢数百名におよぶ『御神幸』(祭行列)が、お囃子や雅楽、獅子舞に先導され、祭地域を巡行(10月9日の午後に櫻山八幡宮を出発し町を巡り、10月10日は午前に櫻山八幡宮を出御し、お旅所を経由して櫻山八幡宮に還御)。

10月9日の夕方から始まる『宵祭』には、屋台11基はそれぞれ100個にもおよぶ提灯を灯し、伝統の曳き別れ歌『高い山』を歌いながら、各屋台蔵へと帰還、飛騨高山の秋の情感をかきたてながら艶やかに夜の闇を飾ります。

秋の高山祭|高山市
開催日時 毎年10月9日〜10月10日
所在地 岐阜県高山市桜町178
場所 櫻山八幡宮
関連HP 高山観光コンベンション協会公式ホームページ
電車・バスで JR高山駅から徒歩20分
駐車場 市営駐車場(有料)、匠ヶ丘臨時駐車場(無料)など
掲載の内容は取材時のものです。最新の情報をご確認の上、おでかけ下さい。

 

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